[vol.951] ハラール牛肉(和牛)・鶏肉の輸出
☆★ 目次 ★☆
01:コラム「ハラール牛肉(和牛)・鶏肉の輸出」
02:ハラル・ジャパン協会からのお知らせ
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■01 コラム「ハラール牛肉(和牛)・鶏肉の輸出」
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ハラル・ジャパン協会の佐久間です。
お仕事中失礼いたします、お付き合いください。
ハラル認証団体の選定から、認証取得・運用・
バイヤー商談・広報PR・販売促進まで、
ご要望に合わせてハラルビジネスをサポート!!
⇒ jhba.jp/service/certif
本日は語呂合わせで「1129=いい肉の日」です、
少し畜肉(牛・鶏関連メインに)の輸出を
ハラルビジネス的に解説していきたいと考えます。
牛肉輸出量 2022年上期は前年8.5%減の3052t、
カンボジア向けが7割減と大幅減少、
制限緩和で欧州・アジア向け輸出増加目立つ
(日本食糧新聞社)
www.ssnp.co.jp/meat/26
2022年上期(1月~6月)の牛肉輸出数量は3052t、
輸出額は211億1120万円です。
この数字の意味はアフターウィズコロナ時代に
政治リスクがある国の回復は遅れていますが、
アジアの新興国や欧米向け輸出が伸長しています。
そして部位はロイン系が人気で、イスラム市場にも
ハラール和牛が定期的に輸出されるようになったと考えます。
ハラル・ジャパン協会の推測では、まだ10%未満の
5~7%程度のハラール和牛のシェアではないか?
と分析しています。
※国内出荷分のハラール和牛除く
イスラム教徒は肉が食べたい!
鶏、羊肉、牛肉(和牛)も食べたいようです。
ハラール日本産牛肉の輸出拡大に向けて、
3つの課題があります。
1.ブランド和牛、国産和牛、交雑牛との差
ブランド和牛、国産和牛、交雑牛(通称F1)の違い
が、「抹茶とお茶の違い」と同様、海外の現地では
わかりにくい様です。
すべての牛肉にチャンスあるとも考えられます。
和牛生産者の高齢化、人手不足も課題です。
2.正規ルートと海賊・密輸ルートの混在する国
インドネシアのように、正規ルートと海賊・密輸
ルートの混在する国がイスラム諸国に多く、正確な
数字も把握できず、マーケティングデータになり
にくい。
部位もロイン系でなくても、日本のA5ランクのブランド
和牛の赤身は美味しいこと間違いなしです。
3.ハラル認証制度(食肉処理施設)と輸出許可国
インドネシア、マレーシア向け食肉処理施設が現在は
不足気味です。あと2年もすれば解消さえると予想
できますが、ハラール牛肉をレギュラー品として様々な
国に輸出してコストダウンするという方法が
いまのところできないようです。
国内販売には可能性がある。
ハラル牛肉は東南アジアへの輸出拡大がカギです。
さて日本の鶏肉はどうでしょうか?
農林水産省ホームページ
www.maff.go.jp/j/chiku
世界全体で13億円程度の輸出額(2021年)、
香港・カンボジア⇒中国向けも含めていると思われ、
ベトナム、シンガポール、EU、UAEドバイなどが対象、
鶏卵は59億円程度の輸出額(2021年)、
香港、シンガポールなどが対象。
早い段階で、両方で100億程度輸出になるのが望ましいです。
ハラルマーケットへの輸出は
シンガポール、UAEドバイが攻略がポイントと考えます。
そして「鶏肉+鶏卵のセット」で
メニュー提案ができるといいと考える。
日本の「卵かけごはん」は最高です!(笑)
日本式のすき焼き・牛丼や、日本式チキンオムライスなど
にも広がると考えられます。
国内も通常チキンがハラル認証取得すれば、
レギュラー品となり、さらに価格などでも競争力がついて
国内、輸出にも弾みがつく。
シンガポール・マレーシア国内販売には、
玉子にもハラル認証が実際についていることが多い。
課題は鶏肉輸出国数の拡大と、
ハラル認証施設が増える事、
日本の鶏肉+鶏卵のマーケティング支援、レシピ支援が
大事であるとハラル・ジャパン協会では考えています。
もうすぐ12月です。
来年度の予算編成はお済ですか?
ハラルビジネスを加えてみませんか?
ハラル・ジャパン協会では相談に応じます。
引き続き宜しくお願い致します。
【11月後半のキャッチフレーズ】⇒
超える 逆境を!
超える 常識を!
超える 過去を!
ハラルビジネスでチャレンジ。
セミナー募集です。
「中東地域への食品輸出拡大に関するセミナー」
の開催について
【開催日:12/5 締切:11/30】
中東地域への理解を深め、当地域への食品の輸出の拡大に
つなげることを目的として、セミナーを開催します。
「令和4年度輸出環境整備推進委託事業(ハラール及び
コーシャマーケットにおける、認証食品を含めた日本産品の
輸出環境実態調査)」によるサウジアラビア、アラブ首長国
連邦(UAE)及びイスラエルを対象とした農業・食料分野の
現況調査を踏まえ、中東地域の輸出市場への参入の現状、
日本産牛肉及び水産物等の輸出拡大の可能性及びハラール・
コーシャマーケットにおけるビジネスの可能性を紹介します。
また、各国の商習慣、規制及び食事情の精通者3名から
ご講演いただきます。
www.maff.go.jp/j/press
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■02 ハラル・ジャパン協会からのお知らせ
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★1.【報道】(インバウンド・国内)宮城県
スパイスの使い方が絶妙!
ごはんと一緒に食べたくなるバングラデシュカレー
宮城県・八幡「ハラール・ハブ」
⇒CS放送フジテレビNEXT
www.fujitv-view.jp/art
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★2.【ニュース】(国内・インバウンド)飯能
飯能の自然豊かな断崖絶壁に望む妖しい異文化空間
「CARVAAN BREWERY & RESTAURANT」に行ってみた
⇒/beergirl
beergirl.net/carvaan_r
【参考】
「まずは怖がらずに、ハラルビジネスに触れてみるべき」
大学で進む、ハラル対応の最前線をリポート!
⇒JHBAホームページ
jhba.jp/information/10
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★3.【リリース】(国内・インバウンド)
ヴィーガン、ハラールの認証を持つ、美味しいエナジードリンク
28 BLACK FRIDAY、衝撃のセール、10日間、始まる。
⇒アットプレス
www.atpress.ne.jp/news
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★4.【ニュース】(輸出・進出)マレーシア
第3四半期のGDP成長率、前年同期比14.2%と2桁成長に
⇒JETRO
www.jetro.go.jp/biznew
駐日マレーシア大使館、農業観光ツアー販売
⇒NNA
www.nna.jp/news/244102
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★5.【ニュース】(輸出・進出)シンガポール
三井物産、漢方薬大手と資本業務提携
⇒NNA
www.nna.jp/news/244007
【参考】
【食品輸出ウェビナー】シンガポールにおける日本食品市場
―シンガポールの健康食品市場への参入方法と課題―
(2022年12月1日~2023年1月31日 オンライン)
⇒JETRO
www.jetro.go.jp/events
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★6.【セミナー】(輸出・進出)イスラエル
【WEBセミナー】
イスラエルビジネスセミナー「イスラエルの最新情報と
ビジネスのヒント」
先進的な技術大国として注目されているイスラエルの
ビジネスセミナーを開催します。
イスラエル企業への投資や協業に関心のある方のご参加
をお待ちしております!
日 時:2022年12月8日(木曜) 16時00分~17時00分
会 場:オンライン(Zoomを利用したWebセミナー)
参加費:無料
主 催:浜松市、浜松市海外経済交流推進協議会、
浜松市海外ビジネスサポートデスク
後 援:駐日イスラエル大使館経済部
問合せ先:株式会社フェアコンサルティング
コンサルティング事業部 中島
Tel:03-3541-6863
<詳細・お申込みはこちら>
www.city.hamamatsu.shi
【参考】
御前崎港の利用促進へ 浜松でセミナー
荷主企業に呼びかけ
⇒静岡新聞
www.at-s.com/news/arti
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★7.【募集】(輸出・進出・インバウンド)岐阜県
FOODEX JAPAN2023(国際食品・飲料展)への
出展事業者(6社募集中!!)
岐阜県ハラールチャレンジプロジェクトとは?
県では、海外販路開拓を行う県内企業支援の一環として、
イスラム市場向けの販路開拓・販売促進を図るため、
平成27年度から岐阜県ハラールチャレンジプロジェクト
を実施しています。プロジェクト開始から8年目となる
今年度は、FOODEX JAPAN 2023への出展を実施します。?
⇒ 岐阜県公式ホームページ(県産品流通支援課)
www.pref.gifu.lg.jp/si
申し込み・お問合せは受託事業者
FOODEX JAPAN2023事務局:ハラル・ジャパン協会
jhba.jp/new/10807/
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2012年10月設立・ハラルビジネスのパイオニア
一般社団法人ハラル・ジャパン協会 本部事務局