[vol.557] タネビジネスから日本食のハラル対応を考える
☆★ 目次 ★☆
01:コラム「タネビジネスから日本食のハラル対応を考える」
02:ハラル・ジャパン協会からのお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■01 コラム「タネビジネスから日本食のハラル対応を考える」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お忙しい中、少しだけお邪魔します。
JHBA(一社)ハラル・ジャパン協会の佐久間です。
日曜日のお休みのところ失礼します。お許し下さい。
私の出身岐阜県の飛騨地方の春の風物詩、春の高山祭り
(山王祭)の季節です。
今年は平成31年4月14日(日) 、15日(月)開催され
ます。多くの神輿(みこし)、屋台(国の重要有形民俗
文化財)12台の曳き回しは美しさと迫力満点です。
※今年は11台
からくり奉納や夜祭もお勧めです、毎年多くの外国人も
観光に来られます。例年は桜は満開ではありませんが、
今年はどうでしょうか?
機会があれば、ぜひ一度高山に足をお運びください。
そして僕の地元の下呂温泉にもお立ち寄りください。
気持ちが豊かになります。
ちなみに今秋の高山祭り(八幡祭)は令和元年10月9日(水)
10日(木)の2日間の開催です。
本日はタネビジネスの話です。
タネは植物の種子であったり、ビジネスの種でもあります。
SEEDのことで、日本のとってもビッグビジネスです。
タネビジネスは儲かる!?かと聞かれれば、はいと
答えます。日本食の輸出の強化とハラルビジネスに
通ずるところもあり、少し研究してみたいと思います。
株式会社サカタのタネ、タキイ種苗株式会社の2つの名前
は聞いたことがあるのではないでしょうか?
タキイ種苗でいえば、「桃太郎トマト」全盛期は80%
以上タキイのタネのシェアの時もあり、サカタのタネの
「プリンスメロン」は100%サカタのタネ!
全世界ではブロッコリーが50~60%のシェアなど・・・
凄い会社です。
※会社概要
株式会社 サカタのタネ 海外:19拠点
創業:1913年7月
設立:1942年12月
資本金:135億円
売上高:618億円(平成29年5月期連結ベース)
経常利益:82.5億円
従業員数:680名・連結2,275名(平成29年5月末現在)
本社所在地:〒224-0041 横浜市都筑区仲町台2-7-1
TEL:045-945-8800(代表)
現在では種子を供給している国は170か国以上にのぼる。
タキイ種苗株式会社
タキイ種苗株式会社 海外:14拠点
創業:天保6年(1835年)
創立:大正9年5月19日(1920年)
代表者:代表取締役社長 瀧井傳一
資本金:2億円
売上高:510億円(平成28年4月期)
経常利益:75億円(平成28年4月期)
従業員数:749名
本社:〒600-8686 京都市下京区梅小路通猪熊東入
TEL:(075)365-0123(大代表)
まずは売上規模の割合に利益率が高く、経常利益率10%
以上の超儲かり企業で、しかも海外展開が多く有望
マーケットです。
これがタネビジネスの特徴です。
海外にタネを販売することは今や常識であります。
しかも植物のCPUの種を世界中に販売することは、ある
意味日本食・和食の普及にものつながります。
和食(日本食)のイスラム市場への普及はそもそも
ハラルであるタネの海外展開がハラルビジネスには必要
と考えます。
バングラデシュにない日本の野菜の●●、ネパールで
〇〇を栽培したいといま検討しています!(笑)
特許とよく似た権利ビジネスであり、ストックビジネス
にも少し似ています。
タネだけ海外展開は不安になると思いますが、タネ+
日本式の栽培管理、生産管理、販売管理がまた重要に
なります。
世界の種子市場が約3兆円でそのうち穀物種子が2兆
7,400億円、野菜種子が約4,000億円、草花種子が
約400億円などです。
日本メーカーは野菜や花きに強みを持っていて、国土
面積が小さいにも関わらず世界市場において有数の規模、
四季の気候変化に対応し限られた耕地面積において生産
効率を高めるために、様々な特性を備えた品質の高い
種子の需要が大きいことも証明されています。
サカタのタネはブロッコリーで高い世界シェア約65%、
トルコギキョウは世界シェア約75%、パンジー約30%
だそうです。
またタキイ種苗は東南アジアのキャベツで高いシェア
だそうで、インドネシアでシェア約70%、タイでシェア
約50~60%、観賞用ヒマワリ及びハボタンの世界シェア
約70~80%です。
驚きの世界企業です!
ニッチトップ戦略は日本の食品・農業含めた海外展開の
一つのモデルだと思います。日本のビジネスの種、
野菜・花きなど植物のタネをイスラム市場に輸出、開拓
することが儲かりどころかもしれませんが、悪いイメージ
があるオーストラリアの和牛や韓国のイチゴにならない
対策も同時に必要です。
日本の食品・農業ウリを再度確認し、人材含めてセット
で対応することが持続可能な仕組みになると確信して
います。
最後に今週は展示会プレミアムフードショー2019で
東京ビッグサイトの会場にハラル・ジャパン協会と
して会場にいます!!
ぜひ商談・相談含めハラル・ジャパン協会ブースまで
お越し下さい。
⇒ premiumfoodshow.jp/
ハラルビジネスを「学ぶ。」から「実行。」へ
引き続き宜しくお願いします。
今日もグッドジョブ!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■02 ハラル・ジャパン協会からのお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★1.【セミナー(輸出・インバウンド)東京】
いよいよ今週開催 プレミアム・フードショー2019
特別セミナープログラム(無料)
公式サイトからもプログラムをご確認いただけます
※まもなく満席となります。満席となり次第締め
切らせていただきます。
⇒premiumfoodshow.jp/hmf
●4/17(水)セミナー
・11:00~11:45
「オーガニック マーケティングセミナー
1.アジアオーガニックマーケット情報」
国際機関日本アセアンセンター貿易投資部
貿易担当プロジェクトマネージャー 上岡 美智子 氏
・11:45~12:30
「オーガニック マーケティングセミナー
2.世界のオーガニックマーケット情報」
IFOAM Organics ASIA 理事 三好 智子 氏
・13:30~15:30 「マレーシアハラールビジネスセミナー」
第1部: グローバルハラール市場とマレーシアのハラール食品
マレーシアイスラム開発局(JAKIM)/駐日マレーシア大使館
第2部: 最新マレーシアのハラールチキン産業
マレーシア獣医産業局(DVS)/駐日マレーシア大使館
第3部: 【日マレーシア協業】
進化するムスリム対応~効率的なムスリム向けメニュー導入事例~
(株)キュアテックス 会長 藤代 政己 氏
●4/18(木)セミナー
・10:30~11:10 ベジタリアンの基礎知識と取組の現状・成功事例
(特非)日本ベジタリアン協会 理事
(株)染野屋 代表取締役社長兼CEO 小野 篤人 氏
・11:30~12:10 グルテンフリーの基礎知識と取組事例
ジェムフーディーズ(株) 代表取締役社長 平沢 美奈子 氏
・12:30~13:10 訪日外国人向けお土産マーケットと取組事例
(株)コムズ 代表取締役 鎌倉 庄司
・13:30~14:15 オーガニックレストランJAS認証取得実践セミナー
1 基礎知識
(有)リーファース 代表取締役 水野 葉子 氏
・14:15~15:00 オーガニックレストランJAS認証取得実践セミナー
2 仕入れと店づくり
(株)オーガニックフーズ普及協会(クレヨンハウス)
企画営業部長 山崎友男 氏
●4/19(金)セミナー
・10:30~12:00 オーガニックが2020年を盛り上げる!
ホストタウン、事前合宿へのオーガニック食材導入のすすめ
(一社)オーガニックヴィレッジジャパン 理事 種藤 潤
ホストタウンと食の実践自治体担当者様
・12:30~13:10 2019年 最新ムスリム対応事情とイスラムの基礎
(一社)ハラル・ジャパン協会 代表理事 佐久間 朋宏 氏
・13:30~14:10 ムスリム×ベジタリアン対応
「外食におけるインバウンド取り組みと成功事例」
麺亭 成田屋/(株)FELLOWS
代表取締役 CEO 島田 洋一郎 氏
⇒premiumfoodshow.jp/hmf
——————————
★2. 【見本市(輸出・進出)タイ】
見本市開催と事前来場登録のご案内
タイ国際食品展示会 2019(THAIFEX-World of Food Asia 2019)
(開催地:バンコク)
国際機関日本アセアンセンターは、タイ国商務省国際
貿易振興局 (DITP)、ケルンメッセ、タイ商工会議所
主催の「タイ国際食品展示会2019(THAIFEX-Worl
Food Asia 2019)」見本市を後援いたします。
「タイ国際食品展示会(THAIFEX)」は、東南アジア
最大規模の食品産業見本市として、毎年タイ国内外から
多くの出展者と来場者が参加します。11の食品見本市が
一同に会し、多様な食品を、効率的にご覧いただけます。
世界トップクラスの食品輸出国として「Kitchen of the
World(世界の台所)」を謳うタイ国の食品見本市「THAI
に是非御来場いただき、新たなビジネスチャンス発掘の
場としていただければ幸いです。皆様のご参加をお待ち
しております。
【日 時】
商談日:2019年5月28日(火)~5月31日(金)10:
一般公開日:2019年6月1日(土)10:00~20:00
【会 場】
インパクト・ムアントーンターニー
(チャレンジホール1-3、エキシビションセンターホール5-
IMPACT Arena, Exhibition & Convention Center
99 Popular Road, Banmai, Pakkred, Nonthanburi 11120
www.impact.co.th/
【主 催】
タイ国商務省国際貿易振興局 (DITP)、ケルンメッセ、
タイ商工会議所
【後 援】
国際機関日本アセンアンセンター
【出 展 者】
数計2,537社(2018年実績)
【出品品目】
加工食品、飲料、青果、冷凍食品、肉、米、水産品、菓子、
食品関連サービス、食品関連技術
【入 場 料】
無料
【申込締切】
2019年5月7日(火)
【問 合 せ】
<北海道・東北・関東甲信越・静岡県の企業様>
タイ国大使館商務参事官事務所
TEL:03-3221-9482 / FAX:03-3221-9484 /
E-mail:thaitctokyo@thaitrade.j
<北陸 3 県・東海・近畿・四国の企業様>
タイ国政府貿易センター大阪
TEL:06-6262-4418 / FAX:06-6271-1053 /
E-mail:ttcosaka@thaitrade.jp
<中国地方・九州・沖縄県の企業様>
タイ国政府通商代表事務所広島
TEL:082-249-9911 / FAX:082-249-9921 /
E-mail:ottrhiro@enjoy.ne.jp
◆フェア概要、お申し込み方法等詳細は、
下記案内チラシをご覧ください。
www.ditp.go.th/japan/do
——————————
★3. 【ニュース(投資)シンガポール】
クールジャパン機構がシンガポールのインフルエンサー
マーケティング企業に最大11億円出資、ミレニアル世代
の女性に訴求
⇒MIXI
https://news.mixi.jp/view_news
クールジャパン機構が東南アジアなどのインバウンド関連
事業にも投資(出資)し始めている、いままでの様に、輸出
進出の1本足ではないようである。
——————————
★社員研修・セミナー、マニュアルつくり、ハラル認
証取得サポート、商品・メニュー開発コンサルティ
ング、テストマーケティング、市場調査、外国人
人材採用、販路開拓、輸出・進出・インバウンド
コンサルティング、広報・PR、海外ディストリ
ビューター開発等
※昨年度セミナー実績
⇒ www.halal.or.jp/results
※社員研修・セミナー、ムスリム試食会等開催中
⇒ mail@halal.or.jp