静岡市役所清水庁舎会議室にて10月10日、静岡県主催の「ハラール対応基礎セミナー」が開催されました。こちらは静岡県の東部・中部・西部で全3回開催予定の、事業目的別に選べる内容となっています。今回はその第二回目、食品事業者向け輸出・進出セミナーで、約40名の方にご参加いただきました。

第一部はハラル・ジャパン協会代表理事・佐久間朋宏による「ハラール＆ベジタリアン基礎セミナー」、第二部はハラール認証団体による「ハラール認証の基本」、第三部はバイヤー商社による輸出・進出の先進事例です。

なかでも第三部の業務用食材を取り扱う富士農商事（株）・稲森常務の報告は、皆さん勉強になったのではないでしょうか。バーレーンに特化して輸出を行っている経緯からGCC 6ヵ国に順次輸出していく戦略まで、これからハラール認証を取得して輸出を考えている企業に即役立つ有意義で新鮮な内容でした。また、ハラール認証を取得したバームクーヘンやデーツ羊羹など試食用の商品も準備していただきました。これらは何度も何度もテストマーケティングを繰り返した商品です。今後はバーレーンへの輸出に加え国内ハラール業務用商材の販売を強化していくそうです。

一点突破、一期一会を大切にする富士農商事のやり方は日本式輸出ビジネスのお手本かもしれません。

富士農商事株式会社 常務取締役 稲森敦子氏（右）

次回は12月4日、第三回食品製造者向け（インバウンド）セミナーです。国内とジャカルタでハラールラーメン店を展開する「麵屋帆のる」の島居代表の先進事例セミナーは必見です。是非、ご参加ください。
※画像クリックでセミナースケジュール・詳細をご確認ください。

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