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[vol.951]  ハラール牛肉(和牛)・鶏肉の輸出

2022.11.29

☆★ 目次 ★☆
01:コラム「ハラール牛肉(和牛)・鶏肉の輸出」
02:ハラル・ジャパン協会からのお知らせ
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■01 コラム「ハラール牛肉(和牛)・鶏肉の輸出」
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ハラル・ジャパン協会の佐久間です。
お仕事中失礼いたします、お付き合いください。

ハラル認証団体の選定から、認証取得・運用・
バイヤー商談・広報PR・販売促進まで、
ご要望に合わせてハラルビジネスをサポート!!
⇒ jhba.jp/service/certification/

本日は語呂合わせで「1129=いい肉の日」です、
少し畜肉(牛・鶏関連メインに)の輸出を
ハラルビジネス的に解説していきたいと考えます。

牛肉輸出量 2022年上期は前年8.5%減の3052t、
カンボジア向けが7割減と大幅減少、
制限緩和で欧州・アジア向け輸出増加目立つ

(日本食糧新聞社)
www.ssnp.co.jp/meat/266160/

2022年上期(1月~6月)の牛肉輸出数量は3052t、
輸出額は211億1120万円です。

この数字の意味はアフターウィズコロナ時代に
政治リスクがある国の回復は遅れていますが、
アジアの新興国や欧米向け輸出が伸長しています。

そして部位はロイン系が人気で、イスラム市場にも
ハラール和牛が定期的に輸出されるようになったと考えます。

ハラル・ジャパン協会の推測では、まだ10%未満の
5~7%程度のハラール和牛のシェアではないか?
と分析しています。
※国内出荷分のハラール和牛除く

イスラム教徒は肉が食べたい!
鶏、羊肉、牛肉(和牛)も食べたいようです。

ハラール日本産牛肉の輸出拡大に向けて、
3つの課題があります。

1.ブランド和牛、国産和牛、交雑牛との差

ブランド和牛、国産和牛、交雑牛(通称F1)の違い
が、「抹茶とお茶の違い」と同様、海外の現地では
わかりにくい様です。
すべての牛肉にチャンスあるとも考えられます。

和牛生産者の高齢化、人手不足も課題です。

2.正規ルートと海賊・密輸ルートの混在する国

インドネシアのように、正規ルートと海賊・密輸
ルートの混在する国がイスラム諸国に多く、正確な
数字も把握できず、マーケティングデータになり
にくい。

部位もロイン系でなくても、日本のA5ランクのブランド
和牛の赤身は美味しいこと間違いなしです。

3.ハラル認証制度(食肉処理施設)と輸出許可国

インドネシア、マレーシア向け食肉処理施設が現在は
不足気味です。あと2年もすれば解消さえると予想
できますが、ハラール牛肉をレギュラー品として様々な
国に輸出してコストダウンするという方法が
いまのところできないようです。
国内販売には可能性がある。

ハラル牛肉は東南アジアへの輸出拡大がカギです。

さて日本の鶏肉はどうでしょうか?

農林水産省ホームページ
www.maff.go.jp/j/chikusan/shokuniku/attach/pdf/tikusan_butuno_yusyutu-14.pdf

世界全体で13億円程度の輸出額(2021年)、
香港・カンボジア⇒中国向けも含めていると思われ、
ベトナム、シンガポール、EU、UAEドバイなどが対象、

鶏卵は59億円程度の輸出額(2021年)、
香港、シンガポールなどが対象。

早い段階で、両方で100億程度輸出になるのが望ましいです。

ハラルマーケットへの輸出は
シンガポール、UAEドバイが攻略がポイントと考えます。

そして「鶏肉+鶏卵のセット」で
メニュー提案ができるといいと考える。

日本の「卵かけごはん」は最高です!(笑)

日本式のすき焼き・牛丼や、日本式チキンオムライスなど
にも広がると考えられます。

国内も通常チキンがハラル認証取得すれば、
レギュラー品となり、さらに価格などでも競争力がついて
国内、輸出にも弾みがつく。

シンガポール・マレーシア国内販売には、
玉子にもハラル認証が実際についていることが多い。

課題は鶏肉輸出国数の拡大と、
ハラル認証施設が増える事、
日本の鶏肉+鶏卵のマーケティング支援、レシピ支援が
大事であるとハラル・ジャパン協会では考えています。

もうすぐ12月です。
来年度の予算編成はお済ですか?
ハラルビジネスを加えてみませんか?

ハラル・ジャパン協会では相談に応じます。
引き続き宜しくお願い致します。

【11月後半のキャッチフレーズ】⇒

超える 逆境を!
超える 常識を!
超える 過去を!
ハラルビジネスでチャレンジ。

セミナー募集です。

「中東地域への食品輸出拡大に関するセミナー」
の開催について
【開催日:12/5 締切:11/30】

中東地域への理解を深め、当地域への食品の輸出の拡大に
つなげることを目的として、セミナーを開催します。

「令和4年度輸出環境整備推進委託事業(ハラール及び
コーシャマーケットにおける、認証食品を含めた日本産品の
輸出環境実態調査)」によるサウジアラビア、アラブ首長国
連邦(UAE)及びイスラエルを対象とした農業・食料分野の
現況調査を踏まえ、中東地域の輸出市場への参入の現状、
日本産牛肉及び水産物等の輸出拡大の可能性及びハラール・
コーシャマーケットにおけるビジネスの可能性を紹介します。

また、各国の商習慣、規制及び食事情の精通者3名から
ご講演いただきます。

www.maff.go.jp/j/press/yusyutu_kokusai/chiiki/221124.html

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■02  ハラル・ジャパン協会からのお知らせ
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★1.【報道】(インバウンド・国内)宮城県

スパイスの使い方が絶妙!
ごはんと一緒に食べたくなるバングラデシュカレー
宮城県・八幡「ハラール・ハブ」

⇒CS放送フジテレビNEXT
www.fujitv-view.jp/article/post-689915/

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★2.【ニュース】(国内・インバウンド)飯能

飯能の自然豊かな断崖絶壁に望む妖しい異文化空間
「CARVAAN BREWERY & RESTAURANT」に行ってみた

⇒/beergirl
beergirl.net/carvaan_r/

【参考】
「まずは怖がらずに、ハラルビジネスに触れてみるべき」
大学で進む、ハラル対応の最前線をリポート!

⇒JHBAホームページ
jhba.jp/information/10986/

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★3.【リリース】(国内・インバウンド)

ヴィーガン、ハラールの認証を持つ、美味しいエナジードリンク
 28 BLACK FRIDAY、衝撃のセール、10日間、始まる。

⇒アットプレス
www.atpress.ne.jp/news/336487

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★4.【ニュース】(輸出・進出)マレーシア

第3四半期のGDP成長率、前年同期比14.2%と2桁成長に

⇒JETRO
www.jetro.go.jp/biznews/68da17824b85c870

駐日マレーシア大使館、農業観光ツアー販売

⇒NNA
www.nna.jp/news/2441024?media=bn&country=myr&type=5&free=1

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★5.【ニュース】(輸出・進出)シンガポール

三井物産、漢方薬大手と資本業務提携

⇒NNA
www.nna.jp/news/2440075?media=bn&country=spd&type=5&free=1

【参考】
【食品輸出ウェビナー】シンガポールにおける日本食品市場
 ―シンガポールの健康食品市場への参入方法と課題―
(2022年12月1日~2023年1月31日 オンライン)

⇒JETRO
www.jetro.go.jp/events/aff/ce05a35465352ce1

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★6.【セミナー】(輸出・進出)イスラエル

【WEBセミナー】
イスラエルビジネスセミナー「イスラエルの最新情報と
ビジネスのヒント」

先進的な技術大国として注目されているイスラエルの
ビジネスセミナーを開催します。
イスラエル企業への投資や協業に関心のある方のご参加
をお待ちしております!

日 時:2022年12月8日(木曜) 16時00分~17時00分
会 場:オンライン(Zoomを利用したWebセミナー)
参加費:無料
主 催:浜松市、浜松市海外経済交流推進協議会、
浜松市海外ビジネスサポートデスク
後 援:駐日イスラエル大使館経済部
問合せ先:株式会社フェアコンサルティング
コンサルティング事業部 中島
Tel:03-3541-6863

<詳細・お申込みはこちら>
www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/sangyoshinko/kaigai/2022israel.html

【参考】
御前崎港の利用促進へ 浜松でセミナー
荷主企業に呼びかけ

⇒静岡新聞
www.at-s.com/news/article/shizuoka/1151861.html

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★7.【募集】(輸出・進出・インバウンド)岐阜県

FOODEX JAPAN2023(国際食品・飲料展)への
出展事業者(6社募集中!!)

岐阜県ハラールチャレンジプロジェクトとは?
県では、海外販路開拓を行う県内企業支援の一環として、
イスラム市場向けの販路開拓・販売促進を図るため、
平成27年度から岐阜県ハラールチャレンジプロジェクト
を実施しています。プロジェクト開始から8年目となる
今年度は、FOODEX JAPAN 2023への出展を実施します。?

⇒ 岐阜県公式ホームページ(県産品流通支援課)
www.pref.gifu.lg.jp/site/pressrelease/256609.html

申し込み・お問合せは受託事業者
FOODEX JAPAN2023事務局:ハラル・ジャパン協会
jhba.jp/new/10807/

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2012年10月設立・ハラルビジネスのパイオニア       
一般社団法人ハラル・ジャパン協会 本部事務局

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