村川学園 東京山手調理師専門学校のハラルセミナー&調理実習を行いました
1月7日に東京山手調理師専門学校にて、ハラルセミナーと調理実習を行いましたのでご報告します。東京山手調理師学校は2019年、世田谷区にオープンした最新の設備・施設を兼ね備えた調理師育成キャンパスです。同校では「調理に関する深い知識や高度な技術を習得するだけでなく、激しい時代の変化にも対応し、活躍し続けるための料理+αのチカラを身につける。」というテーマがあり、技術以外の様々な視点を持つ調理師を育成するためにもハラルの学びが必要であるということで今回講師として行ってきました。
前半はハラル・ジャパン協会代表、佐久間によるハラルの基礎知識をオンラインで学び、後半は広報兼調理師の土岐が調理実習を担当しました。
ハラルという言葉は聞いたことがあっても、よく知らないという生徒さんがほとんどで皆さん興味津々でした。まだ若いので、海外旅行でイスラム圏に行ったことが無いため、他国の食文化を知りたいという気持ちが伝わってきました。国際感覚を身につけるグローバル専攻という課にも役立つよう、半分は英語でデモンストレーションを行いました。
西洋料理、日本料理、中国料理と各料理ごとに専用のキッチンを設けた最高峰の環境で実習させていただき、協会としてもとてもよい経験になりました。終了後のアンケートでは
「全世界の人々が食べてもらえる料理。誰がきても、食べられる料理を提供できる技術や知恵を身につけたい。」
「もう少し、ハラルの勉強をすることと他のヴィーガンやキリスト教、国の違いでも食べられないものがないか調べどんな状況にも対応できるようにしたい。」
「将来はハラル対応の料理を活用します。」
など、ハラルを正しく学んでもらえたようで、非常に嬉しく思います。
10代、20代前半の若き未来の調理師たちへ、どんな食材・調味料が使用できて、どんな成分に気をつけなければいけないか。宗教や様々な違いを超えて、みんなが美味しく食べることができるメニュー作りのポイントなどもお伝えできたと思います。
ハラル・ジャパン協会ではハラル認証取得サポートのほか、ハラル対応のレシピ開発・調理実習・キッチンマニュアルやムスリムフレンドリーポリシー作成なども行っています。企業や大学、学食、病院などでハラル対応を考えている方は是非、ご相談ください。
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