第18回シーフードショー大阪2021
2021.03.22
最新ハラルニュース
第18回シーフードショー大阪が3月17日、18日の2日間、ATCホール(アジア太平洋トレードセンター)で開催されました。ハラル・ジャパン協会は復興水産加工業販路回復促進センター(大日本水産会)の委託事業で展示商談での出展とセミナーを行いました。運営は大阪支部コンサルタントと最小限で運営しました。
展示ブースでは、日本のハラル認証取得した水産加工会社18社の商品やパンフレットなどを展示しました。多くのバイヤーにお越しいただき中には、中東UAEドバイで開催予定のドバイEXPO日本館の飲食運営会社であるスシローグローバルホールディングス(4月よりFOOD&LIFE COMPANIESに社名変更)などの大手が食材調達の相談に訪れたり、京都の新設食品工場が輸出対応のコンサルティングを希望されたり。
他にも長崎のハラル認証取得している水産会社が全然売れないので、コンサルティングを希望。愛媛の水産加工会社がマレーシア、インドネシアに輸出したいのでアドバイスして欲しい。岩手の海産会社がハラル認証取得して輸出したい。タジキスタンと貿易強化したい。福岡の明太子会社がハラル認証取得して輸出したいなど、多くのお問い合わせをいただき、とても密度の濃い良い商談会となりました。
今年の特徴は魚(切身含めた加工品も含めて)の輸出・販路拡大の引き合いが強いことです。これまでとは異なり2021年度は水産品含め、国内マーケット+海外マーケットを狙う事業者が増えるような気がします。また我々が特に支援している、青森、岩手、宮城、福島、茨城の水産加工会社は中国・韓国など東アジアには現状輸出ができないので、ハラルビジネスを活用して、ぜひ東南アジアへ輸出・進出をして欲しいです。
2日目の18日は「イスラム諸国水産ハラルセミナー2021大阪」を開催しました。セミナー1部では水産加工品でハラル認証を取得した、(株)いまる井川商店の輸出戦略や、中東向け輸出で1億円の商いをするようになった京都の八百屋さんの事例などを紹介。
セミナー2部では東南アジア・インドネシアと中東・サウジアラビアをZOOMでつなぎ、水産事情を現地からレポートしました。インドネシアとサウジアラビアの外食や盛りだくさんのさかな事情に皆さんの目がパネルに釘付けになっていましたので、ご満足いただけた様で良かったです。ハラル・ジャパン協会も引き続き、輸出・進出支援を強化し日本の水産業界を盛り上げていきたいと考えています。