[vol.965] 　防災（非常）食もハラルビジネスに。

2023.01.17

☆★　目次　★☆
01：コラム「防災（非常）食もハラルビジネスに。」
02：ハラル・ジャパン協会からのお知らせ
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■01 コラム「防災（非常）食もハラルビジネスに。」
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ハラル・ジャパン協会の佐久間です。
お仕事中失礼いたします、お付き合いください。

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本日1月17日。
12年前の3月11日と同じように
日本で関西エリアで未曽有の大被害が
28年前にありました、「阪神淡路大震災」です。

あれからもう28年がたちました、
当時私は名古屋に住んでいまして、
朝大きな揺れで飛び起きました！！
鏡が割れたり大変でした。

まだ状況がつかめていない中、
静岡県沼津にクライアント役員と新幹線で出張。

そして仕事が終わり、
日帰りで帰ってきたら、神戸を中心に大変なことに・・・

私はアビバの牧野社長（現一般財団法人全日本情報学習
振興協会　代表理事副理事長　牧野常夫）と
一緒に被災地支援に行くことにしました。

次の日に救援支援物資を持ったり、買ったりして、
名古屋駅から新大阪駅へ新幹線移動、
そして尼崎で分断されていたのでそこからは歩き、
神戸まで徒歩で歩き、現場付近の避難所に・・・

パンやおにぎりなどたくさんの食糧持っていきました、
きっとものすごく感謝され、喜ばれると思っていたら・・・

逆に、こんな多品種少量！？の食糧を平等に、
被災者に配布するのはとても難しいと
困惑されました、、、、

嬉しがられると思ったのですが、、、
大変ショックでした。

また震災から2日目で、
まだまだ緊急事態の中生しい現場の様子でした、
そこでやっと気づきました。

配慮が足りなかった、
知識がなかった、
少し上から目線で、想いが上がっていた、

とてもとても反省しました。

しかしその時の経験が
ハラルビジネスや少数派の方との付き合い方で、
平等に食べたり、使ったりする考え方にも
つながったと思います。

あれから28年経ちましたが、
その時の考えを忘れないようにしたいと思います。

実は2011年3月11日、東日本大震災があってから、
さらに私の中でハラルビジネスに対して、
強い思いが加速した出来事もあります。

それはまた機会があればお話しできればと思います。

本日のテーマも災害に関連して、
「防災（非常）食もハラルビジネスに。」です。

日本は世界でも有数の自然災害大国であり、
それをバネに防災大国でもあります。

自然に恵まれている反面なんでしょうが、
台風（雨、風）、地震、洪水、雪崩、風雪に猛暑など
様々な自然災害が海、山、川、平地でも日本全土で
毎年のように何か起きています。

おそらく日本は自然災害との闘いの中で
知恵をノウハウにして
新しい対策をしてきた歴史だったと思います。
またこれからもそうだと思います。

ぜひこの世界有数の日本の災害ノウハウを
世界中の国や地域の方に使っていただきたい
ことはみんな思っていると思います。

そして災害時のコミュニティーと
短期的かもしれませんが、
安全・安心の「衣・食・住」のノウハウもあると思います。

イスラム教徒の本質をコミュニティー型と表現される
大学の著名な先生もいますが、私もそう思います。

例えばイスラム教国でのコミュニティーのノウハウと
日本の防災（非常）食のノウハウが合体したらいかがでしょうか？

意外にうまく機能するような気がします。
災害コミュニティーなど新しい言葉が生まれる
かもしれません。

たとえば身近なイスラム教の国東南アジアの
インドネシアで地震被害、火山被害、津波被害があった場合、
本当は防災の観点で防げれば一番ですが、、、（汗）
まさに日本型の防災ノウハウはきっと役立つと思います。

その時にイスラム教徒のルールを少しでも準拠した
食事や祈りできるスペースなどを準備できたら
避難所暮らしも快適になるかもしれません。

防災（非常）食は長期保存で、
しかもかんたん、らくらく調理方法が基本ですから
災害発生の初期段階は十二分に満足してもらえます。

先ほどの阪神淡路大震災の体験で
ハラルやアレルギーなどマイノリティー（少数派）に配慮が
あれば、ある意味「日本品質が世界標準」なることも可能
だと思います。

そうなんです、
「日本品質が世界標準」の１番が狙えるのも
防災（非常）食マーケットかもしれません。

いま一度防災マーケットからみた食事対応をもう一度考え、
そして長期保存がゆえに輸出的にも考え、
また現地生産（進出）も含めた展開にならないか？
一度原点に戻り考えていただけるといいと思います。

「災害大国、そして健康長寿の日本」が
海外でしてあげられる本当に価値あることかもしれません。

阪神淡路大震災から28年、
この災害をネタに書きました。

引き続き宜しくお願い致します。

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■02 ハラル・ジャパン協会からのお知らせ
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