週刊 Yahyo! ニュース Vol.15~カタールの日本食レストラン「順子」で食事をしてきた
こんにちは!ハラルジャパン協会UAEドバイ特派員のホルモノフです!今回のレポートでは、カタールの日本食レストラン「順子」を訪れて食事してきたので、その様子をレポートしていきます。
正面玄関はこのように、「順子」と書かれた木版が瓦屋根の上に掲げられており、その下に英語でJUNKO, Sushi & Japanese Diningと掲げられている様子でした。お店の中に入ると、アラブの民族衣装であるカンドゥーラを来たテディベアに迎えられました(笑)。
内装は、ところどころ折り紙・日本人形・扇子や日本の工芸品など、日本の雰囲気をありありと感じられるものが飾られていました。
メニューに関しては握りやロールなどの寿司・サラダ類・親子丼や天丼などの丼物・ラーメン類・カツカレーなどのカレー類や揚げ物など様々な日本食が幅広く取り扱われています。また日本から輸入された和牛を使ったステーキやハンバーグなどの肉メニューも取り扱われていました。
今回私がいただいたのは、マグロの寿司2貫とカツカレーでした。マグロの寿司は歯応えがあり、旨みが凝縮されていて醤油、わさびなしでも美味しくいただけました。カツカレーも、辛さがある程度抑えられておりまさに日本のカレーライスの味を堪能する事ができました!(ドバイでインド系のカレーばかり食べているので、日本のカレーを恋しく思っていました笑)
またデザートには和風パフェをいただきました。特に白玉やあんこが美味しかったです。個人的に中東に日本のスイーツを輸出するなら、ぜんざいなどのあんこや白玉をふんだんに使ったメニューなどが面白いのではと考えております。ただあんこが現地の方の口に合うかは未知数なのでそこはテストマーケティングや調査の必要性はあると考えています。
また店内ですが、私以外には欧米系の方と見られるお客様であったり、現地のカタール人家族と思しき方々と訪れられていました。マネージャーである竹本様から伺った話によると、在カタール邦人の人口は1000人あたりであり、日本人のみをターゲットにビジネスをしていくことは厳しいのでいろんな国の方に楽しんでいただけるようにメニューもお肉系のものを増やしたりなど工夫をされているようです。
そして今回幸運なことに、オーナーである南野順子様からいくつかお話を伺うことができました。それによると、カタールでは日本人シェフがいる店は他にあるものの、日本人オーナーによって運営されている日本食レストランはまだ「順子」1軒のみであるようです。進出された理由も、元々数十年前はカタールに日本食レストランは全くなく、ロイヤルファミリーの方から日本の味をカタールに持ってきて欲しいと請われた事がきっかけだそうです。今では日本食レストランの数は増えましたが、基本的に外国人経営が大多数を占めており、あまり日本食本来の味を再現できていない状況のようです。
今回訪れた「順子」はカタール唯一の日本人オーナー経営の日本食レストランとして、幅広い種類の日本食を取り扱われていました。私が感じたこととしては、カタールはUAEと比べてまだまだ日本人ベースの日本食レストランが進出していないので、チャンスがあるのではと感じました!ただ実際カタール人の方などはお肉メインの食事に慣れていらっしゃるので、実際に進出する上ではそれらの好みを考慮した上でしっかりメニューを考えていく必要があると感じました。
最後に、ハラル・ジャパン協会ではUAEをメインに中東(GCC6か国)における市場調査、テストマーケティングなどお受けしております。お気軽にお問合せ下さい。
文責:JHBAハラル・ジャパン協会 UAEドバイ特派員:ホルモノフ ヤヒヨ
自己紹介:ウズベキスタン出身のホルモノフ・ヤヒヨです!4歳の頃から18歳まで日本に住んでいた在日ムスリムです。現在はアラブ首長国連邦ドバイに居住しており、9月からアブダビ首長国のニューヨーク大学アブダビ校に進学予定です。