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【水産界】4月号にハラル・ジャパン協会×小林生麺株式会社のインタビュー記事が掲載されました。

2026.04.01
メディア掲載情報

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👉水産界4月号

 

 

小林生麺株式会社

岐阜県に自社工場を置き、およそ70年にわたり「安全・安心・美味しい」麺づくりを続けてきました。
近年ではアレルギー対応やカロリー、たんぱく質に配慮した商品に加え、ハラル・グルテンフリー・ヴィーガンといった食の多様性にも積極的に取り組んでいます。

 

『 宣伝不要 ? クチコミで広がる餃子の皮とハラル麺 』
   ~ 協業も視野に入れ販路開拓を狙う ~

岐阜県に自社工場を構え、約70年にわたり「安全・安心・美味しい」麺づくりを続けてきた小林生麺。
近年はアレルギー対応やカロリー・たんぱく質に配慮した商品に加え、ハラル・グルテンフリー・ヴィーガンといった食の多様性にも積極的に取り組んでいます。
全国でも珍しい生米粉麺を生み出すなど、製麺業界のパイオニアとして注目を集める同社ですが、ハラル市場ではどのような挑戦を続けているのでしょうか。
今回は、取締役営業部長の伊藤さんにお話を伺いました。

 

Q.1 ハラル認証を取得したきっかけは何ですか?

約20年前にグルテンフリー商品の販売を開始し、2014年からハラル商品の展開を始めました。
きっかけは、弊社会長の小林がハラル・ジャパン協会の佐久間代表と出会ったことが大きいと思います。
当時から市場の将来性を考えていたこともあり、「これから伸びる分野」と勧められたことが後押しになりました。
会長は新しい取り組みには率先して動くタイプで、「どうせやるならエリアで一番に」という思いも強かったようです。
その姿勢が、早期の認証取得につながりました。

 

Q.2 ハラル認証を取得した商品について教えてください。

私が入社した2018年当時、ハラル認証を取得していたのは白米・玄米を使ったグルテンフリー麺11種類のみでした。
そこからお客様の声を丁寧に拾い、小麦粉の餃子の皮やラーメン、冷凍米粉麺などへとラインナップを広げてきました。
初期の頃は、認証を取得しても国内外で「認証済みだから売れる」という状況ではなく、利益に結びつかない時期が長く続きました。しかし、お客様と一緒に試行錯誤を重ねる中で価値が見えるようになり、現在では41種類にまで拡大しています。
私たちの場合、「ハラル認証だから売れる」のではなく、「良い商品を作り続けた結果、ハラル認証が付いていた」という感覚が近いと思います。
ハラル・グルテンフリー・ヴィーガンの三本柱を掲げているからこそ、自然にそう感じられるのかもしれません。

 

Q.3 認証を取得するまでに苦労したことはありますか?

私自身はその取得過程に居合わせてはいないのですが、やはり自社工場で元々アルコールを使用していたので、そこをハラル対応にすることは大変だったのではないでしょうか。
ハラル認証の取得に向けて、当社では段階的にアルコールの使用を減らし、移行期間を経て、現在では一部の製品についてアルコール完全不使用での製造が可能になりました。より誠実で透明性の高い対応ができるようになったと感じています。
ただ、従来は日持ちを確保するために保存加工としてアルコールを使用していたため、それを抜いていくことが本当に良いのか、安全性は保てるのかという不安がありました。特に、常温で個別販売する生米粉麺の場合は、熱処理とアルコールがほぼ必須とされてきたため、そこからアルコールを外すことは大きな決断であり、相当な不安があったと想像します。
賞味期限については、180日を確保することができたため、アルコール不使用による安全性・保存性への不安は解消されました。
その後、私自身もさまざまな商品開発を担当してきましたが、やはり冷凍商品のほうが安全性を確保しやすいことは間違いありません。そのため、常温販売は継続しつつも、冷凍生米粉麺や冷凍生中華麺の製造を増やす方向へと舵を切りました。また、常温品については乾燥米粉麺への移行も進めています。

 

Q.4 認証取得後に変化したことはありますか?

ハラル市場は比較的まだ知られていないと思いますが、ハラルのギョーザの皮なんかは、宣伝しているわけではないのにクチコミで広がり、直接個人の方から問い合わせがくるようになりました。
麺や餃子の皮は単体で宣伝してもそう簡単には売れるものでもないですし、ニーズがどこにあるかが見えづらいのでこうした変化は面白いですね。
ギョーザで使う場合はもちろんですが、ピザに使用したりやウィンナーに巻いたり、様々な形で使って頂いています。
それにしても個人の方がなぜうちの商品を知っているのか?と、とても不思議ですよね。たまたま入ったハラル飲食店で食べて知ったというのです。
「これはどこで作っている皮?」「小林生麺のだよ」という会話がよくあるそうで(笑) その場面を想像しますが、本当に製造元を聞くのか?!と驚かされますね。
餃子の皮は1ロットあたり1箱1200枚という製造単位になりますが、それでも「家族で分けるから買いたい」とおっしゃるお客様がいらっしゃり、想像を超えるクチコミの広がりに驚かされることがあります。こうした広がりは、とてもポジティブな変化だと感じています。
一方で、当社は製造できる数量に限りがあるため、他社様からOEM製造のご依頼をいただいた場合は、申し訳ありませんがお断りしています。
ただ、どこかで当社の商品を召し上がり、“小林生麺のものだ”と知ってご連絡くださったお客様については、納品までにお時間をいただくことはありますが、できる限り対応するようにしています。
戸惑いもありますが、弊社のモットーとして「来るもの拒まず」の精神があるので、普通なら別の問屋さんを紹介して繋ぐところ、個人・法人関係なくお問い合わせいただいた方には販売したほうがいいのではないか、という考えになりました。

 

Q5. 直接販売にまで広がる販路ですが、海外の輸出についてはどうでしょうか?

海外は主にアメリカ・ヨーロッパ・アジアで、東南アジアはマレーシア・インドネシアなどに輸出しています。
ハラル市場だけを見ると圧倒的に東南アジアが多いです。ただ弊社の価格帯がその国で見合うかどうかが問題となっています。ドバイなども一部販売していますが、今は中東戦争で情勢が不安定ですね。現状、力を入れているのは欧米ではありますが、必要とされる国があれば積極的に動いていきたいと思っています。
東南アジアは価格帯のギャップと、商品の知名度がまだ追いついていないこともあり販売をあまり伸ばせていないので、情報収集をしながらどういう形で進めていくかを探っている状況です。
国内であれば、飲食店・個人客・モスク・地元のパン屋などですが、まずは関東・関西を中心に今後はもっと飲食店への販売を増やしていきたいと考えています。

 

Q.6 今後の課題と展望について教えてください。

弊社は麺を中心に販売をしていますが、麺単体での販路開拓はあまりスムーズではありません。できなくもないですが、スピードは落ちてしまいます。そこで、他社と協業して麺と何かを組み合わせた販売をできないかと考え、セット売りでの販路開拓にも着手しています。弊社単体での販路開拓も大事ですが、何か協力できる企業様とタッグを組むことで新たにできることが増えると思っています。そして海外輸出だけでなく、最近では岐阜でもムスリムの方を見ることが増えてきましたので、意外と国内のインバウンドも狙えるのではないかと見ています。
例えば、「冷凍和牛すきやきうどん」など、レンジで温めて簡単に食べられる商品は海外の方にも国内の方にも好まれるのではないでしょうか。
ハラル業界では弊社の名前や商品が売れているので、今後は協業をひとつの要として販路開拓を推進していければと思います。

 

Q.7 最後に読者の皆様へひとこと

弊社の商品を普段見ることは少ないかもしれないですが、見つけたときには美味しいのでぜひ食べてみてください!

 

 

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