マルキン食品「MOCHIKON」関連自社商品をハラル認証取得！！

2021.07.21

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イスラム市場マレーシア等への海外輸出に弾み！同時展開輸出商談も好調

このたび令和３年７月6日、マルキン食品株式会社（本社：熊本市中央区世安町380番地　代表取締役社長　吉良扶佐子）がイスラム市場に向けた輸出展開を本格化するため、松橋工場（熊本県宇城市）：「MOCHIKON（もちこん）」・こんにゃく類製造、宇土工場（熊本県宇土市）：きな粉・ご汁の素・納豆の製造の商品でハラル認証※を取得した。

※ハラル認証団体は、特定非営利活動法人日本アジアハラール協会（本部：千葉市中央区　理事長：理事　Dr. ジャマールディーン・モハンマド・リファース・アリアス・アナス）でJAKIM・MUIS等海外ハラル認証相互認証取得のハラル認証団体である。

マルキン食品は納豆・とうふ・こんにゃく・ところてん・きな粉・だんご粉・南関あげ等の製造販売する。その高い製造技術とヘルシーな素材を活かした「MOCHIKON」を開発し、現在国内にて大人気商品となっている。今回はこの「MOCHIKON」にマレーシアの日系企業が目を付け、商談・試食したところムスリム（イスラム教徒）にも受けが良さそうであると判断。さらにハラル認証を取得することで、マレーシア・シンガポール等に輸出契約が締結できる可能性があることから、急遽マルキン食品内部にハラル認証取得の話しが浮上した。そしてイスラム市場に「MOCHIKON」を含めたマルキン食品グループの自社商品を輸出する、ハラルビジネスプロジェクトが立ち上がった。

マルキン食品は、グルテンフリーなどのアレルギー対応やヴィーガン対応も既に行っていた経緯があり、ハラル認証の取得も比較的スムーズであった。そして以前より日本の菓子・きなこ等も人気があるのでイスラム市場を狙った輸出商品とならないかを検討していた。

今後はさらに、イスラム市場でニーズがある麺類、調味スープを含めたこんにゃく麺の商品開発、賞味期限も延ばしながら小袋スープ等も輸出できるように開発する予定である。調味スープを製造している阿蘇工場のハラル認証取得も予定している。

今回はマレーシア日系流通のご縁で当協会にハラルビジネスコンサルティングの依頼があり、一般社団法人ハラル・ジャパン協会（本部事務局：東京都豊島区　代表理事：佐久間朋宏）が専門家として、ハラル認証可能性診断、従業員研修、商品開発、ハラル認証団体選定、ハラル認証取得サポート、広報PRなどコンサルティング、アドバイスなどを行った。

それに伴いマルキン食品は短期間でプロジェクトを立ち上げ、ハラル認証取得と輸出バイヤー商談を並行して行い、イスラム市場への輸出に弾みをつけることができた。

コロナ禍でもイスラム市場への日本の食品輸出は増えているのが現状である。イスラム教徒の世界人口は年々増え続け、現在の約19億人から約30億人になると予測されている。日本の食品輸出でのこのような取り組みは日本の中小企業、地方企業にとってこれからの海外戦略のヒントや参考にもなり、地域経済の活性化とハラルビジネスの成功モデルになり得るだろう。