岐阜県ハラール対応基礎セミナーは満員御礼の人気!!
9月4日に岐阜県のじゅうろくプラザ会議室にてハラール対応基礎セミナーを行いました。セミナーはお陰様で満員御礼、岐阜県内の事業者等約30社以上の方にご参加いただき、改めてハラールへの関心の高さを実感させていただきました。こちらのセミナーは「岐阜県ハラールチャレンジプロジェクト2019」のなかのひとつです。
岐阜県ハラールチャレンジプロジェクトは、企画運営を一般社団法人ハラル・ジャパン協会が受託している「イスラム市場等販路開拓促進支援業務委託」事業で今年で5年目を迎えます。
食関連事業なので、ホテル・レストランなどインバウンドに活用できる飲食店関係者をはじめ、東南アジア等への輸出・進出、健康食品、おみやげ関連、商社、観光、旅行会社、金融機関など幅広いジャンルの方に活用していただける内容になっています。
先進事例の報告では、はじめにハラール対応のお菓子を開発されている王様製菓の木村社長にお話しいただきました。機内食の対応や、ハラール以外にヴィーガン、グルテンフリー対応は皆さん参考になったと評判でした。またハラルラーメンで有名な「麵屋帆のる」を全国展開するアセットフロンティアの島居社長には、インドネシア・ジャカルタへの進出のお話もいただき、国内ハラール対応飲食店の事例と進出事例の両方を学ぶことができました。
最後に輸入ハラルフードを扱っている南洋元の春日井社長とパネルデスカッションを行い、ムスリムが抱える食べ物やお祈りに関する悩みや食べたいもののお話などを聞かせていただきました。
参加者の一人である日本に来て4年目になるラディアさんは、日ごろからスマホなどでハラルレストラン情報を検索することがなく飛騨高山などの観光地に行く際には、お弁当を持参するそうです。日本のラーメン、すき焼き、焼き肉、餃子、日本式カレーなど食べたいものは山ほどあるのに、ムスリムが食べていいのか判別できない現実がまだまだあるようです。そういう食の悩みの一つひとつを解消できるよう、行政や地元ムスリム、企業と連携してお手伝いさせていただくのがハラル・ジャパン協会の努めです。本事業のなかで学びながらハラル認証を取得された事業者やハラル対応の店舗を運営されている事業者も徐々に増えてきました。これからスウィーツのハラル認証取得し、国内外に販売する計画の事業者も参加されていましたので、今後の意欲向上にもつながる有意義なセミナーであったと思います。
「岐阜県ハラールチャレンジプロジェクト2019」では、ハラ―ル、ベジタリアン、オーガニック、グルテンフリー等、食の多様化の悩みを解決に導くアドバイザー・専門家派遣を行っています。インバウンド向けのメニュー、お土産開発、表示方法、祈祷室アドバイスから、輸出、進出含め、ハラル認証取得サポート等も行います。ムスリム試食会を行いながら、3月の展示商談会「健康博覧会2020」に向けて事業参加者などを募集していきたいと考えていますので、ご興味がある方は是非ご連絡ください。