現地リポート カタール編 vo.2「ドーハの日韓混合レストラン ? 」
現地リポート カタール編 !
個人旅ですが、前回に引き続きカタール(ドーハ)の様子をお伝え致します。
※基礎知識については前回少し触れているのでご興味ある方はぜひこちらもチェックしてみてください。
(jhba.jp/overseas/18513/)
では早速、ドーハの日本食レストランについて。
カタールには異国料理店が数多くありますが今回はその中のひとつ、ラーメン屋に入ってみました。
( ramenqatar.com/ )。
韓国料理と日本料理が揃う少し不思議なお店です。
以前、旅好きのマレーシア人(ムスリム)に、なぜ韓国旅行は行かないのかと聞くと
「韓国はポーク料理が多いからね。」と意外な答えが返ってきたことがあります。
興味や旅費が理由ではなく、”豚料理”とピンポイントでした。
たしかに韓国料理は豚が多いので、ここカタールでどのように営業しているのか気になります。
お店の名前は ” RAMEN” 。日本のラーメンや中華を想像しましたが、
中に入りメニューを見て初めて韓国料理があることに気づきました。
一見そうは見えない、というのもブランディングのヒントになるかもしれません。
メニューはもちろん、チャーシューは鶏肉や牛肉に代替、とんこつやサムギョプサル、カルビなどの豚肉料理はありません。
アルコール類はモヒートがあるものの、日本酒やビールなどは置いていなく配慮しているようです。
観光客の方もいましたが現地人も多く、ラマダン明けは満席で盛況でした。ムスリム女性一人でも舟盛りを楽しんでいる姿を見ると嬉しくなります。
ちなみにお刺身・お寿司、とても高いです。ラーメンは1杯 約3500円…!
ここでもやはり値段以上に量と質が大事なようです。

(サッポロラーメン)

(コリアンスタイルラーメン)
屏風を使う内装は日本らしさ、小鉢や鉄のスプーンは韓国らしさを演出しています。
麺はゆるめですが、しっかりした味で美味しいです。
中東向けにアレンジした味付けではありません。
クオリティーも良く、店内もとても綺麗で良い印象ですが、韓国=ポーク、日本=寿司・刺身(生もの)、の強いイメージが先行してしまわないような工夫の結果としてラーメンをメインとした日韓混合レストランになったのではないか、とも捉えられます。
様々な進出パターンの現実的且つ効果的な成功例のひとつとして押さえておくと良いかもしれません。
ドーハの日韓レストラン、いかがだったでしょうか。
弊会では、こうした飲食店や商品販売の原料診断並びにメニュー開発もサポートしています。インバウンド対応・海外進出等にぜひご活用ください。
以上、カタールからのリポートでした!
文責
ハラル・ジャパン協会
事務局 広報 株本