インバウンドマーケットEXPO 2018・フードショーレポ
2月21日から23日までインバウンドマーケットEXPO2018が開催されました。こちらはインバウンド及び地方創生市場を目的とした商材が一堂に集う専門展示会です。インバウンドを狙ったメディア事業や多言語サービスが目立つなか、ハラールに関係したブースもいくつかありました。また、同時開催でフード・ケータリングショー、国際ホテル・レストランショーも行っていたのでハラール&食の多様化に関連した商品をご紹介します。
ジューシーで風味豊かなインドネシア産ハラールマグロカツ
Wismettacフーズ株式会社は青果物全般と水産品の国内・海外販売を行っている企業です。青果においては、米国最大の農業生産組合であるサンキスト・グロワーズ社の総代理店として、レモン・オレンジ・グレープフルーツ等のシトラスの輸入販売日本一の取り扱い量を誇っています。また、水産加工品の商品開発も得意としており、刺身で食べられるほど鮮度の良いキハダマグロを使用したマグロカツなどの販売もしています。
揚げるとさくさくでジューシーなハラールマグロカツは、丸型、棒型、俵型などさまざな形状があり幅広い料理に使用することができます。こちらは恵方巻やマグロカツ巻き用に便利な棒状のタイプです。旅館や飲食店はこういった和食に使える冷凍のハラール食品をストックしておくと重宝します。
インスタ映え&女子ウケNO.1の地球にやさしいオーガニックティー
Mighty Leaf(マイティーリーフ)は、健康志向の高いアメリカ・サンフランシスコで生まれたティーブランドです。高品質の茶葉やハーブ、フルーツを使用したマイティーリーフのアイスティーは、香りが高く透明感があり、見た目にも美しいのが特徴です。また、ブレンドティーは土に還る環境にやさしいティーパウチを使用しており、2年連続ベストニューパッキング賞を受賞しています。
ビックリするのはスタイリッシュな見た目だけではなく、その素晴らしい味わいです。ハイビスカスやミント、ベリーやマンゴーなどを使用したブレンドティーがこんなにも美味しいとは知りませんでした。全部で10種類以上あるようですが、それぞれに個性がありその香り高くスッキリとした味わいは細胞レベルから元気になりそうです。しかも日本有機JAS、USDAオーガニック、ヴィーガン、グルテンフリー、コーシャなどを取得しているので、安全性や信頼度も高く国際会議などでも利用されているそうです。
無農薬栽培の食用もみじを使用した岐阜県の「もゆるは」
岐阜県のもみじかえで研究所は、もみじの葉を使用したもみじ茶やもみじエキス、もみじのサイダーなどの商品開発と販売を行っています。こちらは、もみじ葉60枚を濃縮した「もゆるは」もみじスパークリングです。鮮やかな紅色は天然もみじエキスの色です。アントシアニンが含まれているので、美容と健康にもよい機能性食品です。
天然もみじエキスは水に溶けやすいことから、パンやゼリー、焼酎の割材など幅広く使用が可能で、商品開発では多治見市の新しい特産品としても注目を集めています。また、食べられる「ドライもみじ葉」は料理を美しく彩り、インバウンド向け料理材料としても需要が高まりそうです。
こういった日本らしくてヘルシー、人にも地域にもやさしいエシカルな企業は日本のインバウンドのビジネスモデルとして盛りあげていきたいものです。(土岐)