FOODEX JAPAN 2021
FOODEX JAPAN 2021が3月9日から4日間、幕張メッセで開催されました。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止。今年はなんとか開催されましたが規模を縮小したせいか?体感ではブース数も来場者数もいつもの3分の1以下といったところでしょうか。1日でほぼ見てまわることができました。主催者発表によると、出展は1,313社1,459小間(国内:719社884小間、海外:594社575小間)。4日間の来場者数合計は25,754人とのことです。46回目を迎えた今年は「輸入食品」「日本食輸出展・和食産業展」「FOODEX Frozen」「FOODEXTECH」ゾーンに加え、「SDGs in FOODEX JAPAN2021」を初開催!ということで、ハラール製品を含めながらレポートします。
ラーメン「帆のる」がマレーシア・ドンキへ輸出スタート
こちらはムスリムから絶大な人気を誇るハラールラーメン店「麺屋 帆のる」のお土産用ラーメンです。ちなみにパッケージにはハラール認証ではなく「ノーポーク・ノーアルコール」と印字のある協会の推奨マークでの輸出第1号です。
麵屋 帆のるを運営する、アセットフロンティア株式会社はコロナ禍でインバウンド需要が激減する中、常温で輸出できる商品を開発しました。その後ハラル・ジャパン協会とともにドン・キホーテと商談を行い、採用が決まりマレーシア店で販売を開始しました。
2021年3月19日にオープンした「JONETZ by DONDONDONKI LOT10ストア」はマレーシア初のドン・キホーテということで開店前から長い行列ができ、ニュースにも取り上げられました。
アセットフロンティア株式会社は現在、国内のハラール対応商品、ノーポーク・ノーアルコール商品をドン・キホーテに紹介する取引先商社としての役割も果たしています。
コロナで健康食品の需要高まる。テンペの食べ方いろいろ!
株式会社サリラヤはテンペの製造販売とHALAL食品の輸入販売を主に行う企業です。テンペは茹でた大豆をテンペ菌で発酵させたインドネシア発祥の大豆発酵食品です。
最近はコロナ禍で免疫を高める健康食品の需要が高まりつつあります。納豆のように粘りや臭みもないので、外国人でも食べやすいとは言われていますが日本ではあまり馴染みが無いので悩むのは調理方法などの食べ方ではないでしょうか。
サリラヤのテンペの冷凍食品を使えば、簡単にハラール&ベジタリアンのメニューが作れます。こちらはサリラヤのムスリムスタッフが一押しのテンペの天ぷらです。
調理方法は凍ったまま油で揚げるだけです。外側がサクサクでなかは豆のモチっとした食感でとても美味しいです。パンに挟んでテンペバーガーにしても合うと思います。
こちらはテンペチップス・スパイシーです。唐辛子で真っ赤になっていて、とても辛いのですがインドネシアでは標準的な辛さとのことです。刻んだライムリーフが入っていて香りがよく、激辛ですがくせになる味です。
昔からテンペはありましたが、コロナにおけるリモートワークでの運動不足なども影響しベジタリアン(ヴィーガン)ニーズも増え、ヘルシーで栄養も豊富なテンペが再注目されているようです。