マレーシアハラル認証JAKIMもテコ入れ 日本のハラル製品のマレーシアへの輸出にどう影響するか見極めが必要!?
2021.01.18
最新ハラルニュース
年末にこんなニュースが飛び込んできた。
Fake Halal Meat Scandal in Muslim-Majority Malaysia Fuels Anger – Bloomberg
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密輸された食肉のハラル認証の偽装問題についてである。
これはマレーシアのハラル認証のJAKIMの問題かというとそうではなく、肉は偽装しても一番わからない分野であり、ハラル認証の必要性・重要性が一番わかるニュースといえる。
それを踏まえてJAKIMは規制を強化!?本当に水際対策になるのだろうか??疑問である。
外国のハラル認証機関の手順書見直し(NNA)
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マレーシア・イスラム開発局(JAKIM)は、同局が承認した外国のハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)認証機関( ※機関ではなく団体も多い)による食品・飲料、化粧品、医薬品のハラル認証に関する標準作業手順書(SOP)を見直すと記事にある。
それに合わせ、外国の認証機関が認定したハラル製品を追跡できるアプリケーションも調整する。国内でハラル認証を偽装した食肉の流通が問題となっていることを受けた措置のようだ。
JAKIMはこれまで、46カ国で合計84件のハラル認証機関( ※機関ではなく団体も多い )を承認し、輸入業者や消費者にこれら認証機関 (※機関ではなく団体も多い)のリストを確認するよう促していくようだ。
JAKIMはこれまで、46カ国で合計84件のハラル認証機関( ※機関ではなく団体も多い )を承認し、輸入業者や消費者にこれら認証機関 (※機関ではなく団体も多い)のリストを確認するよう促していくようだ。
JAKIMのアプリを通じ、消費者は輸入製品の包装に記載されたハラルロゴを識別し、輸入業者は輸入製品のハラル認証が偽装ではないことを確認できる。
また、海外旅行中のマレーシア人は、ロゴを参照することで、JAKIMが承認した機関(※機関ではなく団体も多い)が認定したハラル食品や製品を見分けることができる。
記事によるとJAKIMはまた、食肉処理場や輸入食肉倉庫の視察を強化する方針とのこと。
記事によるとJAKIMはまた、
政治システムと連動するハラル認証はそもそも利権ビジネスか!?本来の国益を再度消費者目線で考える必要がある!?
ハラル認証の信頼性の問題については、例えばオーストラリアなら牛肉のハラル認証、ブラジルであればチキンのハラル認証まで個体単位で調べるのか?
偽装の認証、偽装肉の取り締まりをマレーシア政府がきちんとやるという話だが、他国やインドネシアBPJPH(LPPOM-MUIなども)も偽装認証は問題になっている。シリアルナンバーをBPOMが確認するステップがあるので、海外からの輸入品には厳しいものの、インドネシア国内のみの流通製品では抜け穴だらけで偽装が横行しているのが現実である。
マレーシアもインドネシアも肉は昔からの利権であり、正規関係者が偽装品、粗悪品などの排除を政府にお願いしたんだと考えると整理ができる。
マレーシアもインドネシアも肉は昔からの利権であり、
イスラム教の正義、ハラル認証の正義だけのチカラだけでなく、利権を含めた政治にもかかわる問題だ。
追跡アプリを作っても両国とも通関時にアンダーテーブルを渡せば入れてしまえる国なので、どこまで機能するか見ものである。
日本からしても、偽装品などは減って欲しいので頑張ってほしいのがホンネ。
日本からしても、
と思っていたら、またニュースが、、、
マレーシア 即席めん100万食超押収、ハラル認証を偽装
www.nna.jp/news/show/2138754
www.nna.jp/news/show/
まだまだイタチごっこは続きそうだ。