ケニアでハラル認証マーク発見!
先日2025年4月にアフリカのケニアに行ってきました!
個人旅ですが、目新しい世界なのでリポートします。
少しだけ、ケニアについての基礎知識。
※一部ケニア人(サファリプロ)からの情報を元にお伝えします。
東アフリカに位置するケニアは人口5500万人程。
42種の部族が存在し、言語はスワヒリ語と英語(+それぞれの部族語)が基本。
地方集落にも行きましたが、コミュニケーションに困る事は特にありません。
ケニアの信仰宗教は70%がキリスト教、20%がイスラム教、10%がその他です。
なので、魚、牛・豚・鶏・ワニ、割と何でも食べます。
ケニアの特産物はコーヒー、紅茶、果物など。
発展途上ではありますが、アフリカの中でもケニアは経済発展している国であり、農業は主要産業の一つです。
都心も郊外も見た限り、きちんとしたパッケージで商品らしく販売していたのはショッピングモールや空港、ホテル・レストラン、コンビニのような小型店です。
路面店は商売としてクオリティー向上に発展の余地がまだまだありそうですが、農作物や服・生活用品を販売している人々のおかげか街は大いに賑わっています。

ナイロビ街中
一方、牛や羊の飼育姿は田舎の生活を強く感じられます。
アフリカスタイルとして知られる、水や荷物を頭の上に乗せて運ぶその姿も都心を少し離れると違和感なく見られます。

郊外
カラフルな服装然り、アフリカ民族の習わしや文化は鮮やかで独特ですが、宗教の壁や敷居の高さなどは特に感じません。
そんな様子の中、なんとケニアのハラルマークを発見!
ケニア産の紅茶にハラル認証が付いていました。

表面

裏面

KENYA BUREAU OF HALAL CERTIFICATION(KBHC)
※これは街中ではなく空港のショップで見つけました。
2割ほどしかいないのに、なぜムスリム対応しているのか気になります。
空港での販売なので、多くはお土産用の紅茶です。
いくつか珈琲も見ましたがハラルマークが付いているものはありませんでした。
ケニア紅茶の輸出先はEUだけでなく、パキスタン、エジプトやUAEなども主要国の一つです。
紅茶や珈琲自体はそもそもハラル(合法)なのですが、生産・加工過程で香料添加や製造ラインの共用によっては認証の重要度が増します。
輸出やインバウンド等イスラム国との関係から、一部認証付き商品を作っているのかもしれません。
このケニアハラル認証を取得している企業は200社以上あるようです。
(HP:Kenya Bureau of Halal Certification – Your Seal of Assurance)
日本の企業であげるとサントリー(SUNTORY BEVERAGE & FOOD KENYA LIMITED)、そして世界中よく目にするKFCやドミノピザなども取得済みです。
アフリカへ輸出進出・事業を行う際は準備のひとつとして認証取得を検討すると良いかもしれません。
中東・東南アジアのイスラム市場も意識した認証取得は、輸出促進とブランドの信頼性向上、そして消費者の安心にも繋がるはずです。
お手伝いできることがあれば、ぜひハラル・ジャパン協会へご相談下さい。
次回はケニアのスーパーマーケットについてリポートします!
文責
ハラル・ジャパン協会
事務局 広報 株本