Arabian Travel Market 2016 ドバイレポート
アラビアントラベルマーケット(Arabian Travel Market)は、中東諸国へのアウトバンド及び観光産業をテーマにしたB to B国際イベントです。旅行のトレンドを取り入れたショーやイノベーションについての専門家によるセッションやセミナーなど、世界中のバイヤーから注目を集めている中東最大の旅行見本市です。
日程は2016年4月25日から28日の4日間、ドバイ国際コンベンション&エキシビション・センターで開催されています。
ハラル・ジャパン協会も出展中です。JETROがタッグを組んだ、官民共同JAPANブース・サテライト会場を設けてスタートしました。JAPANブースは、京都と北海道の地名度を利用して日本をPRする作戦です。
海外から見ると日本の黒髪と着物はCOOLや美の象徴です。京都からは舞妓はんが参加していました。
他のアジアブースとの差別化を図るには、アニメも効果絶大です。日本を代表する人気アニメからは、ドラゴンボールの悟空が飛び入り参加し、ブースを盛り上げていました。
ハラル・ジャパン協会は日本の伝統工芸品のPRに協力しました。
着物や浴衣などをムスリムファッションにもならないかどうかをテストしたり、お祈りマット、掛け軸などの和のディスプレイを展示して商談をしてきました。
中東諸国から日本への旅行客はまだまだ少ないのが現実ですが、アウトバンドの問い合わせと商談も多く日本への文化や食にも興味があることは確かです。一方でサテライトのPRブースでは数十万の注文をいただくという大金星もありました。現地の目線で日本各地の魅力をプロモーションや情報で伝えきれていない部分が今後の課題となりそうです。
文責:代表理事 佐久間朋宏