12月4日 静岡県主催「ハラール対応基礎セミナー」レポート
12月4日に静岡県主催「ハラール対応基礎セミナー」が浜松市の浜松総合庁舎の会議室で開催されました。こちらは静岡県のムスリム向け多言語WEBサイト「ハラール・ポータル」の利用促進及び、インバウンド・東南アジア等への輸出・進出等にも活用できる食関連事業です。静岡県では今年はより多くの県内事業者に来ていただけるよう東部、中部、西部の3エリアで開催しました。
全3回に渡るセミナーは、「飲食店・宿泊施設向け」「輸出・進出向け」「インバウンド向け」とテーマが分かれており、事業者の目的に合わせて選ぶことができます。最後となる第3回目はインバウンド向けの内容で、県内の飲食店をはじめ、食品製造・卸売業者、宿泊施設、その他の観光関連事業者、その他食に関連する方々が約30名参加されました。
ハラル・ジャパン協会の代表佐久間も、第一部「ハラール&ベジタリアン基礎セミナー」の講師をさせていただきました。
今年は「多文化社会 EXPO 2019」に静岡県ブースで出展もしましたので結構顔なじみの企業の方が多く参加されていました。2020年東京大会前に食の多様性をより一層学び、即実践できる内容を中心にお話しさせていただきました。
第二部は「ラーメン帆のるのムスリム対応(日本、インドネシア)と日本食の魅力」というテーマで、ハラルラーメンを国内外で展開する「麺屋帆のる」の代表、島居里至氏が講演をしました。
インドネシアにおける日本食の現状と日本食の魅力を交えながら、インドネシア人の雇用・集客についても説明しました。実際にハラル対応の店舗を経営する社長の話しを聞く機会はめったにありません。人気ラーメン店の先進事例が聞けて、参加者はとても役に立ったのではないでしょうか。ちなみに「麵屋帆のる 大塚店」が12月末にマスジド大塚のすぐそばにニューオープンします。
講演終了後には交流相談会が行われ、参加していた静岡県内19の企業と講師、静岡県が情報を共有し親睦を深めました。
ハラル・ジャパン協会ではハラルビジネスに関連するインバウンド・アウトバウンドのセミナーを行っています。個人から参加できる体験型の「ハラルビジネス講座(1日集中コース)」から会社で行う「社員研修」、展示会などのイベントで講演する「講師の派遣」も可能です。その他、自治体向けハラル食推進活動、プロモーションや誘致戦略にもご利用いただけます。ご要望とご予算に合わせることができますので、まずはご相談ください。