週刊 Yahyo! ニュース Vol.14~カタールのスーパーや日本食事情をできる限りレポート
こんにちは!ハラルジャパン協会UAEドバイ特派員のホルモノフです!今回は私初のカタールレポート第一弾を行っていこうと思います!と言いますのも、私現在イスラムのイードのお休みで、家族でトルコ旅行に来ています。その途中乗り換えまで18時間あるとのことで1日カタールに滞在したので、その間で見たカタールのスーパーや日本食事情をできる限りレポートしていきます!
まずはそもそもカタールとはどういう国なのか、基本情報をお伝えしようと思います。
〜カタールとは〜
・面積:11,427平方キロメートル(秋田県よりもやや狭い面積に相当)
・首都:ドーハ
・言語:アラビア語
・宗教:イスラム教
・日本との時差:6時間
カタールは1971年にイギリスから独立した中東の国で、去年はサッカーのワールドカップも開催されました。地政学的にはサウジアラビアやUAEなどとも国境を接しており、昔はUAEと関係が良くなかったものの最近では国交が回復し相互の大使館なども再開しています。
また、天然ガスや石油の埋蔵量に関しては世界3位という天然資源大国でもあります。
では本題に戻りまして、今回私はMonopolixというカタールの地元スーパーをレポートしていきます!次回のレポートでご紹介する日本食レストラン「順子」の隣にありました。
お店の外観はこのように「monop’」という英語、そしておそらくアラビア語の2ヶ国語で表示されていました。
入ってから少し進み右に曲がるとお菓子コーナーがありました。よく見ると日本の芸者のイラストが入っているお煎餅らしきものが取り扱われていました!お値段を見ると6.25カタールリヤル(QAR)、すなわち250円程度で取り扱われていました。
気になったので、原産国やどこの会社の商品なのか調べてみました。オーストラリアの会社によってタイで生産されている、ベジタリアン向け食品のようです。ハラルマークもついており、確認したところタイ国イスラーム中央委員会(The Central Islamic Council of Thailand)によるハラル認証でした。
次は冷凍食品売り場を見てきました。鶏肉であったりチキンナゲットなどの商品が取り扱われていましたが、確認したところハラル認証マークなどは特についていませんでした。カタールもUAEと同じで、入ってくる食品は基本ハラルであることが前提なのでハラルマークがついていないものと考えられます。だからと言ってハラル認証マークが意味がないわけではなく、ついていることでお客様に手にとって頂きやすくなると思います。
NIVEAのクリームなども11.75QAR、466円程度で取り扱われています。商品の裏面などを確認したのですが特にハラル認証マークなどはついていませんでした。
カップ麺コーナーではほとんどが韓国製の商品によって占められており、日本製のものは全くありませんでした。
また隣にパン粉やお米などいろいろありましたが、こちらも日本のものはほとんどなく韓国・中国の商品がほとんどを占めていました。味の素のシーズニングだったり、S&Bのインスタント味噌汁などは売られていましたが、こちらハラルマークとかは特についておりませんでした。やはりカタールではまだまだ日本の商品が流通していないと考えられます。
最後に調味料コーナーを見たのですが、ケチャップ・マヨネーズなどが大多数を占めており最初は醤油は取り扱われてすらいないのかと思いました。しかしよく探したところなんとかキッコーマンの醤油(マレーシア産)を見つけることができました。こちらでもUAEと同じくハラルマークはなかったです。
今回カタールのスーパーを訪れた感想としては、やはりまだまだ日本のものが流通していないということです(欲を言えば他スーパーも訪れて比較したかったです)。またハラルマークに関してもUAEと同じように、ついている商品を見かけることはあまりありませんでした。しかしハラルマークをとるからこそ、日本の商品が現地のカタール人の方にも手に取られやすくなると考えられます!ぜひ日本の事業者の方はカタール進出をご検討ください。
最後に、ハラル・ジャパン協会ではUAEをメインに中東(GCC6か国)における市場調査、テストマーケティングなどお受けしております。お気軽にお問合せ下さい。
文責:JHBAハラル・ジャパン協会 UAEドバイ特派員:ホルモノフ ヤヒヨ
自己紹介:ウズベキスタン出身のホルモノフ・ヤヒヨです!4歳の頃から18歳まで日本に住んでいた在日ムスリムです。現在はアラブ首長国連邦ドバイに居住しており、9月からアブダビ首長国のニューヨーク大学アブダビ校に進学予定です。