日本初!静岡・焼津のいまる井川商店とヤマコ小山商店と2社共同・水産加工品OEM工場でハラール認証を取得
人気のマグロカツ、白身さかなやコロッケ等もハラール認証で国内外の業務用マーケットに参入予定
このたび令和2年10月1日、切り身から漬け魚・西京焼きなど製造販売の株式会社いまる井川商店(本社:静岡県焼津市 代表取締役:井川 剛志)とコロッケ、惣菜製造のヤマコ小山商店(本社:静岡県焼津市 代表取締役:小山 富造)がタッグを組み、イスラム市場に向けた輸出・インバウンドに向けて、2つの工場及び関連施設(冷凍倉庫・直売所等)でハラール認証を取得しました。
対象商品は多岐にわたる水産加工品の取得で、全国的にも揚げ物・フライ工場と一緒にハラール認証取得することは非常に珍しく、大型の取組では日本でも初めてと考えられる。もともと焼津は遠洋漁業の基地として栄え、現在でもマグロの水揚げ高は全国トップクラス、また漁船には多くのインドネシア船員も技能実習生として乗り込み、イスラム教徒とご縁があるエリアでもあります。昨年度静岡県経済産業部マーケティング課主幹のハラール事業(セミナー、しずかハラルポータルWEB掲載、展示商談会、テストマーケティング、バイヤー商談会等)に数多く参加し基礎を学びました。以前からジャパンインターナショナルシーフードショー(大日本水産会主催)等で面識があったハラルビジネスコンサルティングの一般社団法人ハラル・ジャパン協会(本部事務局:東京都豊島区 代表理事:佐久間朋宏)が専門家として更に商品開発、ハラール認証サポート、広報PRなどアドバイスなど行いました。
このような取り組みは日本の中小企業、地方企業にとってこれからの海外戦略の参考になると考えられ、地域経済の活性化とハラルビジネスの成功モデルになると考えられ取り組みました。
静岡県は都道府県の中でも、都道府県ハラール対応度ランキングはトップクラスの実績で、お茶・抹茶だけでなく、水産加工品・加工食品などのハラール認証商品も多く製造している。特に全国的にも焼津市はハラール製品の集積地になろうとしているようである。
以前のテストマーケティングで人気であったマグロカツ、白身さかなフライ等をハラール認証にして、国内外の業務用マーケットに参入する戦略でもあり注目される。本工場では肉製品のチキンカツも製造販売できるラインも同時に整備したので対応可能である。カツやフライはインドネシア、マレーシア等東南アジアからの訪日客、在日イスラム教徒にも大人気メニューの一つであり、手軽な「さかな加工品」はムスリムには安心で愛され人気があるメニューです。今回、新型コロナウィルスの影響で延期となったオリンピックパラリンピック2020東京大会に向けてインバウンドでのお弁当やビュッフェメニューとして、また学生食堂・社員食堂等のサイドメニューとして提供できないかと試みます。
また日本のシーフードB級グルメの世界に向けた発信のひとつと考えられるため、大日本水産会主催のジャパンインターナショナルシーフードショーでハラル・ジャパン協会との共同ブースにて商談会なども先行して行い人気商品で、引き合いも多く今後の販路が期待できます。