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シーフードショー東京2022 魚介の商品開発も持続可能がキーワード

2022.09.05
協会からのお知らせ
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セミナー・イベント

世界各国のシーフードと水産業界関係者が集まる専門展示会「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」が8月24日から26日まで東京ビッグサイトで開催されました。

ハラル・ジャパン協会ではハラル対応水産品・食品セミナーを開催。会期中は協会ブースにて日本製品のハラル認証を取得した商品や成分ハラルの商品の展示し、バイヤー商談会も多くの方にお越しいただきました。今回はシーフードショーの他のブースの様子もご紹介いたします。

 

魚醬も「映える」時代!未利用の魚介類が思わず買いたくなるブランド商品へ

JF但馬漁協は兵庫県にある漁業協同組合です。但馬地区の4つの漁協が合併した組織で、経営基盤の強化・魅力ある地域社会を目指しています。
 

今回展示した商品は

●「麹の魚醬」 (香住ガニ・甘えび・ノドグロ・ハタハタ・タコ・ゲンゲ)

こちらのお洒落なデザインが目を引く魚醬、実は但馬漁協で未利用の魚介類を有効活用する目的で生まれた魚醬です。主に規格外や商品価値のない足のとれたカニなどの廃棄されていた魚介類を使用し新たな付加価値を加えたSDGsな商品です。近年、漁業は水揚げ量、漁業就業者数も減ってきていることから持続可能な漁業を目指し加工品の商品開発にも力を入れているそうです。

化学調味料や保存料を使用しない、昔ながらの製法で作られた天然醸造。他の魚醬と比べてまろやかな味わいが特徴です。

 

麹の魚醤ホタルイカ:ホタルイカ(兵庫県産)、麹(大豆(兵庫県産))、小麦(兵庫県産)、食塩(海水(長崎県産))

麹の魚醤タコ:タコ(兵庫県産)、麹(大豆(兵庫県産))、小麦(兵庫県産)、食塩(海水(長崎県産))

江戸時代から受け継がれてきた伝統製法の八丁味噌を未来へ‼

(株)まるや八丁味噌は愛知県に本社がある八丁味噌メーカー・調合味噌の製造販売会社。八丁味噌は大豆と塩と水のみを使い、人の手を入れず二夏二冬かけて熟成させます。 味は大豆の旨味を凝縮した濃厚なコクと少々の酸味、渋味、苦味のある独特の風味が特徴です。

 

今回展示した商品は

●三河産大豆の八丁味噌 300g

●八丁味噌の香味パウダー

 

八丁味噌を温風と練る工程でゆっくり時間をかけて仕上げたパウダータイプはバニラアイス、ピザやパスタ、ステーキなどに合います。持ち運びに便利なので、健康志向の方やVEGANの海外向けお土産としても喜ばれそうです。

三河産大豆の八丁味噌は味噌汁はもちろん、田楽味噌・味噌カツの味噌との相性も抜群です。

 

 

富山の鰤を使った新商品「鰤味噌豆板醤」が思った以上に美味‼

片口屋は富山県にある1830年創業の味噌、醤油の製造販売会社。富山の魚、鰤を使った魚醤・魚味噌など富山ならではの新たな商品づくりにも挑戦しています。

 

今回展示した商品は

●富山湾ブリ 鰤醤    (HALAL認証)

●富山湾ブリ 鰤味噌 (HALAL認証)

●片口屋だし

●鰤味噌豆板醤

 

今回、片口屋さんが新しく開発したのがこちらの「鰤味噌豆板醤」です。唐辛子がガツンときてかなりパンチのある味です。辛くてコクもあるので、マーボー豆腐やチゲのようなスープにも使いやすく東南アジアのムスリムにもヒットしそうな辛味です。今後はHALAL認証も取得予定とのこと。