ご相談・お問合せ 電話でのご相談

インドネシアのハラル(ハラール)認証 BPJPH は台風の目!? 

2020.12.19
協会からのお知らせ
最新ハラルニュース
まず台風の目の意味の前に、インドネシアのハラル(ハラール)認証団体はLPPOM-MUIではなかったかな?と思われる皆さんもいるかもしれません。
今まではLPPOM-MUIでしたが2014年10月に決まった新しい法律で、インドネシアの国の機関に移行しています。そして2019年10月から国のハラル(ハラール)認証機関としてBPJPH(Badan Penanggulangan Jaminan Produk Halal)(Halal Product Assurance Organizing Agency:ハラル製品保証組織団体)の略語で、ハラール製品保証管理局という場合もあります。
先日の農林水産省の委託調査事業の発表会でも、インドネシアのハラル(ハラール)認証のBPJPHの報告があったようですが、核心部分についてはあまり触れられていないと聞いています。
実態は火山で言うマグマのように内部ではグツグツ。次の準備、新しいエネルギーが蓄積しているような段階と考えたほうがわかりやすいかもしれません。
 
なぜインドネシアのハラル(ハラール)認証が台風の目か!?は簡単な構図で、マレーシア JAKIM VS インドネシア BPJPHのハラル(ハラール)認証は国益の為、つまり世界の覇権争いだということです。
人口はマレーシア3,200万人 VS インドネシア26,000万人の規模で、1人当たりGDPはマレーシア11,000米ドル VS インドネシア4,000米ドル。インドネシアのポテンシャルが高いのは一目瞭然です。しかしインドネシアはミニ中国と言われるほど、ビジネスが世界一!?難しく、ハラル(ハラール)認証制度も世界一ややこしいといえます。マレーシアは先進国入り一歩手前ですが、インドネシアはまだまだこれからです。                  

BPJPHの基本戦略は、打倒!マレーシアJAKIMでもあります。マレーシア式と同じようにインドネシアでも政府が管理し、インドネシア式ハラル(ハラール)認証を世界に浸透させ、自国の国益(輸出入・進出、投資等)に有利な展開にするためです。このインドネシアのBPJPHをいち早く理解し、うまく波に乗ることこそが世界最大のイスラム市場で先行する第一歩であるとハラル・ジャパン協会では考えています。            

もう一つは、ハラル製品とノンハラル製品と全てのモノを一度整理し、ハラル(ハラール)はBPJPH指定のハラル(ハラール)認証、ノンハラルはノンハラルと記載することで、イスラム市場のファジーを一度整理することだと、我々は捉えています。

そのためにもBPJPHの最新情報をできるだけ多く収集し、自社の経営判断に活かすことがとても大事です。

いまあるLPPOM-MUIのハラル認証約6,000社の動向、ノンハラル製品の動向、そもそもBPJPH、日本の相互認証団体、2023年?2024年問題、中国・韓国はどうなるのか…。

 

ハラル・ジャパン協会では会員及びコンサルティング事業者を優先に情報共有・指導を行っています。インドネシアに興味のある事業者、イスラム市場に参入したい事業者、既にインドネシアの相互認証を持っている事業者は、新しい制度に乗り遅れないように今から準備してみませんか?今後はハラル(ハラール)認証難民になるという噂もあります。

 

インドネシアの最新情報、認証取得までのスケジュール管理、または自社のハラル(ハラール)認証切り替えプラン等もお気軽にご相談下さい。

 

ハラル・ジャパン協会 一般会員のご入会はこちらから!

 

「マレーシアを制する者はハラルビジネスで世界を制す」から「インドネシアを制する者はハラルビジネスで世界を制す」に変革している様です。引き続き弊会をよろしくお願いいたします。