テヘランにおけるハラル食品の視察 イランレポート Vol.1
イラン・イスラム共和国(通称イラン)は、ペルシャ帝国繁栄の歴史をもつイスラム教国家です。日本からは遠い国の存在のように思われがちですが、シルクロードを経由してペルシャ時代より日本とのつながりがあります。現代も日本とイランは石油をはじめ様々なつながりや共通点があります。
今回はテヘランの街中をフォトレポートします。まずペルシャと聞いて思い浮かべるのが「ペルシャ絨毯」ではないでしょうか。優れた品質と手織りのためかどれも高額ですが、美しい模様の絨毯のお店がたくさんあります。
高級品が揃うショッピングセンターもあり、日本製の商品や寿司などの和食店も見かけました。
それと同時に、経済制裁の影響でリサイクルショップのような中古屋や露店も多数存在しています。
イランの公用語はペルシャ語です。アラビア語と同じく右から左に読みます。テヘラン名物のバザールは建物も独特な形で美しい模様が描かれています。
バザール付近にはスナックやフレッシュジュースのお店があるので、ちょっと小腹が空いた時に便利です。
メニューはどれもボリューム満点で美味しそう。
何気なく入ったファーストフード店は全てハラル。中華料理屋でも豚肉の入ったメニューは見かけませんでした。
テヘランは中東の砂漠のイメージと異なり、アルボルズ山脈の麓にある都会です。スキー場もあり、ウィンターレジャーが盛んなところでもあります。また、イランは中東にしては珍しい繊維や車などのモノづくりが発達しているのも長所です。経済制裁の影響をまだ受けていますが資源をはじめ国産の食材も豊富、7,800万人の消費市場はポテンシャルが高い市場として、今後も注目が集まりそうです。
ハラル・ジャパン協会