中央アジア、ウズベキスタンの最新ハラルマーク事情をレポート!
こんにちは、ハラルビジネスインターン生の安田です。
本記事では、人口の9割がイスラーム教徒である、ウズベキスタンという中央アジアの国の、ハラルマーク事情をお届けします。
現在私はウズベキスタンに語学留学中です。国名だけは日本人も聞いたことがあると思います。近年は政府が観光業に力を注いでおり、日本人観光客を街で見かける機会も多いです。戦後、日本人の兵士がウズベキスタンの建築に従事しその働きぶりが現在も評価されており、日本人に対してとてもイメージが良い国でもあります。国民の大半がイスラーム教徒ですが、国が1度ソ連の支配下に置かれたことや、現在政府が世俗主義であるために、国民は日常生活に支障をきたさない範囲で宗教を信じています。日本人が神道と仏教を日頃重んじる感覚と似ています。
ウズベキスタンに来てそろそろ1ヶ月が経ちますが、まずは街で見つけたハラルマークを写真と共にご紹介します。
ケチャップ
インスタントラーメン
フルーツジュース
駅の広告のお菓子
冷凍食品
などなど、一見パッケージの中に何が入っているのかわからない商品に、マークがついています。
最新の遊園地のレストラン街にも、観光客を見越してか、ハラルマークがお店の看板についていました。
最近建設されたヒルトンホテル付近の、特にヨーロッパからの観光客の多いエリアでは、メニューにもハラルマークがあります。
面白いのは、水にもハラルマークがあることです。何社か有名な水のメーカーが存在しますが、水にマークをつけているのは、このFamilyというブランドだけだと思います。他社との差別化でしょうか。
この国は近年、政府のプロモーションによってやってくる観光客や、ロシアの情勢を受けての移住者の数が膨れ上がっています。外国人の増加に伴い、ハラルマークのついた食品も、間違いなく増えております。
私は去年もウズベキスタンに来ました。しかしその時は、ハラルマークを見つけるのに現在よりも苦労した記憶があります。
またウズベキスタンには日本食チェーンがあり、スシが大好き、という人も多いです。しかし、自分だと調理の仕方がわからない。レストランに行かないと食べれないといったイメージも強いです。
自宅でも簡単に調理可能で、気軽に試せる冷凍食品やレトルト食品にハラルマークをつけてウズベキスタンへ輸出すれば、ビジネスチャンスになるのではないか?と私は思いますが、いかがでしょうか?
それでは今回はこの辺で。またウズベキスタンで興味深いハラールビジネス、ハラールマークを見つけましたら、ハラルジャパン協会にてご紹介させて頂きます。