いなり寿司が世界に向け商品開発スタート

10月7日に福井商工会議所内会議室で、ムスリムモニター試食会を開催しましたので報告いたします。

ムスリムモニター試食会は、自社商品に対してムスリムから直接アドバイスを受けられる人気の企画です。

今回協力していただいたムスリムは、マレーシア、インドネシア、エジプトと国籍の違う福井大学留学生7名です。

イスラムの知識を学んだ企業が開発した、6種類のいなり寿司と焼きさば寿司、焼きアナゴ寿司にチャレンジしてもらいました。７名のムスリムには味、見た目、大きさ、金額などを評価してもらいます。

同じムスリムでも個人差があり、さらに国や在日年数も評価に大きく影響します。そこも考慮しつつムスリムに受け入れられるのかコメントをもらい、企業側の質問にも答えてもらいます。今回はハラル認証取得中の新商品であり、詳細については伏せさせていただきますが、「ネーミング、味、値段など商品の方向性が確認できた」と企業から前向きな報告をいただきました。ハラル認証取得後、今冬にはデビューする運びになりそうです。

その時に商品名などをリリースいたしますのでお楽しみに！ 国内外のバイヤー商談は随時行っていますので、ご興味がある方はハラル・ジャパン協会までご連絡ください。

当協会ではハラル認証を取得する前提として、現地における商品の事前テストマーケティングは最も重要であると考えています。輸出には市場調査や現地視察を通じてムスリムの生の声を聞くことをおすすめしています。嗜好や価格設定のヒントになる「ムスリム試食会」もどうぞお気軽にご相談ください。