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ハラルビジネス報告会 2019

2019.12.21
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セミナー・イベント

12月19日に明治大学駿河台キャンパスリバティータワー17階にて、ミニジャパンフォーラム「ハラルビジネス報告会 2019」を開催しました。おかげさまで募集人数50名を大幅に上回る84名にお越しいただきました。ハラルビジネスの注目度が年々高まっているのを改めて実感させていただきました。

今回は従来のハラルフォーラムよりもかなりカジュアルな報告会として、交流を主眼にいたしました。テーマは今年1年の「総括」ではありますが、ハラルビジネスに関わる様々な分野の方が参加しますので、今後のビジネスに繋げてこの業界を共に盛り上げていきたいという狙いもあります。

というわけで「ハラルビジネス報告会 2019」は名刺交換からスタートしました。

 

結構これが盛り上がってしまい、セミナーがなかなかはじめられないという事態に。

その後、弊会代表の佐久間が「2020年を見据え2019年を総括」というテーマで講演をしながら、参加された企業を交えて企業の新しい取り組みをご紹介させていただきました。

ヱスビー食品様によると2020年の秋以降工場の一部をハラル専用ラインを設置し、本格的に生産数を増やしていく予定のようです。ひかり味噌様はアジア担当者によると現在マレーシア、ベトナム、中東、韓国、フィリピンなどに輸出していてインドネシアの進出がこれからとのこと。サムライトラベル様によると中東からのニッチな旅行マーケットが好調とのことです。トレンドエージェント様は認証費用が高い理由の一つに渡航費があると説明し、インドネシアハラル認証(MUI)の認証取得の日本支店となることで日本企業の海外進出をサポート強化していくとのことです。

また、海外からはフランスの食料品総合商社のCipa社も来ていました。モロッコにハラル認証工場があり白身魚やイカ・タコなども扱っており日本に販路拡大させたいそうです。ブルネイ大使館からはハラル&オーガニックジャムやコスメの差し入れもありました。

このように旅行、IT、商社、ベンチャー、大使館まで幅広い分野の方々にお越しいただきました。もちろん食品関連企業も多く参加しましたので、会場の横にはハラル商品の展示をしました。ここではその一部をご紹介します。

 

①ヱスビー食品;ゴールデンカレー(動物性原料不使用)、ハラール小袋ねりわさび、フードダイバーシティカレーソースなど

 

②ひかり味噌ひかり味噌 HALALマル無田舎

 

③山本かまぼこ店;室戸のこだわりおでん、しょうが天、すりみ天ぷらなど

 

④ミライポット;Barbican

 

⑤日本ビール;Ninja Lager (Non Alcoholic)

⑥マルカイチ水産;玉冷(冷凍ホタテ)※ハラール認定証のみ展示

⑦福島県醤油醸造共同組合;ハラールしょうゆ(国産丸大豆仕込醤油)

⑧サラヤ株式会社;ラカントホワイト

⑨キッコーマン;キッコーマン ハラールしょうゆ

その他 多数展示

第1部の3時間半にわたるセミナーは2019年の総括の他にも、インドネシアにフォーカスしたテストマーケティング、情報リサーチ、アジアのトレンド分析など様々な企業の代表の講演がありました。参加者からは「非常に楽しかった」「あっという間に終わった」という声をたくさんいただきました。この内容が無料ということで満足したという方が多かったようです。しかし、ハラル・ジャパン協会から言わせますと報告会の本番は第2部の懇親会からなのです。価値ある有料情報はネットを検索しても出てこないようになっているのが本音です。

 

第2部はパーティー形式で食事をしながらスタートしました。

 

全てハラル認証商品です。いなり寿司はベーシックと五目・そぼろの3種類。ケーキもから揚げもとても美味しいです。

 

懇親会ではハラルの商品が全員に当たるじゃんけん大会も行いました。磯駒海苔のお洒落でカラフルなふりかけは、軽くて持ち運びやすいため狙っている方が多くいました。他にもお祈りマットやカレーやラーメンスープなど企業からもプレゼントがありました。

 

 

個人的にはこれが一番お得感があると感じました。こちらはブルネイ産のオーガニックのオートミールやシアバター、アーモンドなど植物をベースに作られた、自然派コスメの「The natural bar」。左はパックにも使える穀物パウダー洗顔のクレンジンググレイン(Clensing Grains)、右は乾燥肌の保湿や湿疹などの赤みやかゆみに使用するラッシュリリーフ(Rash Relief)です。両方ともティーツリーとラベンダーの香りがとても良いです。

 

使い方が全く分かっていなそうな男性陣が持ち帰ったのが残念ですが、この2つで4,000円以上の価値があります。

今後はオーガニックやヴィーガンなどの自然派化粧品をベースに、ハラルの化粧品も需要と供給が増えていくのではないでしょうか。

ハラル・ジャパン協会 広報部