週刊 Yahyo! ニュース Vol.21~ウズベキスタンの和食レストラン「ふる里」のシェフである内山様にインタビュー【後編】
こんにちは!ハラルジャパン協会UAEドバイ特派員のホルモノフです。
今回の「週刊 Yahyo ! ニュース」では、前回に引き続きウズベキスタンの日本食レストラン「ふる里」の日本人シェフである内山様へのインタビュー記事の後編をお送りします。
5.ウズベキスタンではハラル認証などのハラル関連の規制はどれくらい厳しいでしょうか?
要約:UAEなど中東の国々などと比べますとそこまで厳しくない印象です。お肉類はバザールで購入しているのですが、ムスリムの方々によって屠殺されているのでその時点である程度ハラルであることが担保されていると考えています。ただ政府主導のハラル認証の規格は現時点ではまだないという印象です。
6.ちなみに料理で使われる食材などは、どのようなルートから仕入れられているのでしょうか?
要約:基本的にはウズベキスタン国内で手に入れられる食材をメインで取り扱っています。やはりどうしても日本からの輸入ですと、安定的に確保するのが難しくなります。提供できないメニューが発生するのを防ぐために、当店ではウズベキスタン食材を主に取り扱っております。
ルートに関しては主に地元のバザールであったり、韓国·中国食材店などで購入することが多いですね。日本からの輸入はまだまだ少ないというのが現状です。現時点では個人で輸出入を行われる方はごく少数おられますが、商社の方などはまだ進出されていない状況です。
7.これから取り扱いたいと思っている日本の食材や商品はどういうものでしょうか?
要約:やはり鮮魚や和牛とかですかね。モツ類などに関しては、実はウズベキスタンのバザールで結構手に入るので、現時点ではむしろ上記の2つを輸入できればと考えております。またそれ以外ですと、日本のお茶でしたり、日本酒なども輸入できたらと考えております。
8.日本からの輸入品とウズベキスタン現地で調達されてる食材の割合はいくらぐらいでしょうか?
要約:そうですね、ウズベキスタンが9割、日本が1割といったところです。先ほども申し上げたように、現時点では日本から食材を輸入して取り扱っている方がとても少なく、日本の食材を安定的に仕入れるのはかなり厳しい状況です。なので主にウズベキスタンで手に入る食材に頼っているという状況です。
内山様は主に首都であるタシュケントを中心拠点として活動されております。この度インタビューにご協力いただき誠にありがとうございました。
最後に、ハラル・ジャパン協会ではUAEをメインに中東(GCC6か国)における市場調査、テストマーケティングなどお受けしております。お気軽にお問合せ下さい。
文責:JHBAハラル・ジャパン協会 UAEドバイ特派員:ホルモノフ ヤヒヨ
自己紹介:ウズベキスタン出身のホルモノフ・ヤヒヨです!4歳の頃から18歳まで日本に住んでいた在日ムスリムです。現在にニューヨーク大学アブダビ校1年生として、アラブ首長国連邦アブダビに居住しています。UAEにおけるハラル・日本食について興味があり、調査やヒアリングなどをさせていただいております。