【インドネシア】BPJPH は、ワイン製品に対してハラール証明書が発行された事がない
ジャカルタ「BPJPH」— ここ数日、SNSには、Nabidzブランドでハラール認証を受けた赤ワイン商品の販売に関する報告が殺到しています。 これに対し、宗教省ハラール製品保証機構(BPJPH)は、ワイン製品に対してハラール証明書を発行したことはないと述べました。
“Nabidzブランドのワイン製品のオンライン販売がハラール認証されていると主張されているという情報に関して、我々はBPJPHがワイン製品のハラール認証を一度も発行していないことを強調する必要がある。” とBPJPHの所長であるムハマド・アキル・イルハム氏は水曜日 (27/7/2023) ジャカルタに述べました。
“ハラールシステムのデータに基づいて、BPJPHからハラール認証を受けたNabidzブランドの飲料製品が実際に存在することを確認できます。ただし、これらはワインや赤ワインではなく、フルーツジュース飲料製品です。” とアキル氏は続けました。
アキル氏によると、Nabidz ブランドのフルーツジュース商品は、ハラール製品プロセス (PPH) アシスタントの支援による自己申告方法に従って、2023 年 5 月 25 日にハラール認証を申請されました。
2023 年 5 月 25 日に、提案された製品は Nabidz ブランドのグレープ ジュースとして、申請が検証および検証されました。 PPH アシスタントは、使用された材料がハラールであることも確認しました。 企業の生産プロセスも同様に基本的なものであり、発酵プロセスは含まれていないと主張しています。 シハラールの商品画像も同様にペットボトルの形をしています。
“PPHアシスタントの検証の結果に基づいて、規定の違反や矛盾は発見されませんでした。さらに、ファトワ委員会は2023年6月12日にハラール製品を決定しました。” とアキル氏は付け加えました。
BPJPHは、指定されたハラール証明書(SH)が他の商品に利用されているという苦情を受けたとアキル氏は述べました。 アキル氏によると、BPJPHはこれを正当化していないとのことです。
アキル氏が指摘したように、BPJPH は現在、現地の事実を調査するためにハラール製品保証監視チームを派遣しています。
“我々は直ちに監視チームを派遣し、現場のあらゆる選択肢を調査しました。違反があれば、もちろん、ハラール認証の取り消しを含め、既存の法律に従って重大な処罰を実施します。” とアキル氏は述べました。
アキル氏によると、BPJPH は現在、Nabidz グレープ ジュース商品に対するハラール認証番号 ID 131110003706120523 を禁止しています。 “監視チームの調査が完了するまで、これを継続します。これはハラール製品を保証するという任務を果たすBPJPHの義務の一部です。” とアキル氏は説明しました。
記事の出所: BPJPH News 2023年7月25日
ハラル・ジャパン協会インドネシア支部
Lina Setianingrum
インドネシア、ジョグジャカルタ州出身で、ガジャ・マダ大学の行政学の卒業生。子供のころから日本の文化に興味を持ち、高校1年生、学校の課外活動に日本語を勉強。高校卒業以来、独学で日本語を学ぶ。2011年に、名古屋大学大学院生の研究にかかわり、通訳、翻訳、研究助手として、初日本人との仕事を経験。以降、日本人との様々なお仕事とかかわりが増え、2017年4月に初めて来日。2017年4月~2020年2月まで、日系企業のインドネシア本社の役員を任せられ、2022年4月~2023年3月まで日本に駐在し、ハラールに関する「輸出、輸入、コンサルティングなど」の仕事に従事。2018年と2021年に、LPPOM MUIとBNSPインドネシア「国家資格認定機関」のハラールスーパーバイザーとしての資格を取得。現在、ハラールコンサルタントとして活動中。